ブログをご覧いただきありがとうございます。y.a(@atomrise60)と申します。
軽貨物事業で独立して9年目、色々な仕事を組み合わせて自由気ままに生きているフリーランス軽貨物ドライバーです。
先日車を走らせている最中にふとメーターを見たらバッテリーの警告ランプが点灯していました。
初めてみる表示だったので何だろうとインターネットで調べてみると、どうやらオルタネーターに何かしら異常が発生してる可能性があるとのことで、即整備工場に連絡、修理、交換の流れとなりました。
連絡から修理工場に到着するまでわずか数時間の出来事でしたが、かなり怒涛の展開で冷や汗かきまくりの時間を過ごすこととなりました。
そこで今回は故障の前兆が少し分かりづらく、故障してしまうと非常にやっかいなオルタネーターのトラブルについて、警告灯が点灯してからの流れや警告灯が点灯した際の対応方法を記事にしました。是非最後までご覧ください。
この記事で分かること
・オルタネーターの故障について
・故障の前兆や故障した際の症状
・故障時の対応方法
目次
オルタネーターの故障
オルタネーターとは簡単に言うと発電機で、エンジン同様車の走らせるためには重要なパーツです。
オルタネーターが動くことによってエンジンを始動させたりバッテリーに電力を供給してくれます。
なのでオルタネーターが故障してしまうとバッテリーに充電が出来なくなってしまい、最終的にはエンジンの始動が出来なくなってしまいます。
オルタネーター寿命の目安としては大体10年か10万キロ(最新モデルの場合20万キロ)だそうです。ただこの距離や年数は保証されるというわけではなく、乗り方や年式よってだいぶ左右されるので、あくまで1つの目安として考えておくといいかもしれません。
オルタネーターが故障してもすぐに車が動かなくなるわけではなく、バッテリーに充電されていた電力が残っている間は車を動かすことが出来ます。
ただそれでもわずかな時間なので、運転にはかなり危険を伴うことには変わりありません。
バッテリー警告灯が点灯した際の対応としては、日中や近場に整備工場がある場合は連絡してすぐに車を持っていきましょう。夜間や近場に整備工場が無い場合はロードサービスを利用するのが安全で最善の方法だと思います。
故障の前兆
オルタネーターの故障にはいくつかの前兆が見られます。インターネットで調べたり実際に体感したものをまとめてみました。
・異音
運転中「キュルキュル」や「カラカラ」などオルタネーターから普段聞かない音が聞こえたら部品の劣化や故障の可能性があります。
ちょっとでも違和感を感じたらその症状を伝えて整備工場に点検に出すといいかもしれません。
・電圧の低下
発電不足により電圧が低下して車に上手く電気を供給出来なくなります。
この場合電装系に何かしらの異常(交換したばっかりのルームランプのちらつきやオーディオなどの不具合)が出る場合があります。
今思い返してみると、私はルームランプのちらつきがありました。最初はLEDランプの不具合かなと思っていたのですが、もしかしたらオルタネーターの劣化が原因だったのかもしれません。
・パワーの低下
エンジンの制御が電力を使ってコントロールされているため、燃料を上手く燃やすことが出来ずにパワーの低下が起こるそうです。
私の場合、パワー不足の面に関しては気付きませんでした。
これは一般道を走る割合が多かったり、車によっては気付かないことの方が多いそうです。
ある程度の距離を走っている車両で、もし高速を走行中に少しパワー不足を感じるようなことがあればオルタネーターの不調も頭の片隅に置いておいた方がいいかもしれません。
USB車載充電器で電圧を常に表示してくれる商品もあります。もし通常時に12.5Vを切るようなことがあればオルタネーターに異常が出てる可能性があります。
オルタネーターのトラブルが発生してからの推移
バッテリー警告灯が点灯してから実際に整備工場に持っていくまでに起きた流れを簡単にまとめました。
・バッテリー警告灯の点灯
↓
・パワステが利かなくなる
↓
・メーター、電気系の異常
↓
・警告音の鳴動
↓
・エンジン停止
簡単に書くとこんな流れになります。バッテリー警告灯が点灯してから警告音の鳴動までが時間にしておよそ2時間ほど、特にパワステが利かなくなってからは怒涛の流れでした。
実際にオルタネーターの故障を経験して、整備工場の人が車をすぐに持ってこいと言った理由がよく分かりました。
私は運良く整備工場まで自走することが出来ましたが、走行している途中に制動や計器類に問題が生じてくるので、長い距離を走行するのは本当に危険です。
上にも書きましたが、もしバッテリー警告灯が点灯した場合、日中でさらに整備工場までよほど近距離である場合を除いてロードサービスを呼ぶことをおすすめします。
整備工場に持ち込むまでにやるべきこと
もし近くに整備工場があり自走で向かう場合の注意点を考えてみました。
・電力の発生するものはすぐに電源を切る
例えばオーディオやスマホ充電器などの電力を使うものは電源を切ったりすぐに取り外すようにして下さい。
ただし夜間の場合はヘッドライトを使用するため日中より充電の減りが早くなります。
夜間にバッテリー警告灯が点灯したら迷わずロードサービスを呼びましょう。
・エンジンは切らない
最近の車だとアイドリングストップ機能がある車が増えてきました。
もしオルタネーターに不具合が起きている場合、一度エンジンを切ってしまうと電力不足によりエンジンがかからなくなってしまう可能性があります。
この場合アイドリングストップ機能をオフにするなどして出来るだけエンジンを切らないようにしましょう。
・信号待ちでのブレーキは控える
これもブレーキランプの使用など余計な電力を抑えるための行動ですが、信号待ちの際はブレーキではなくサイドブレーキを引いて信号待ちをしましょう。
また、場合によってはウインカーやブレーキランプも点灯しなくなります。もしもの場合に備えて手信号を確認したり、停車板の有無を確認しておきましょう。
手信号の確認
右折の場合→右手を水平に伸ばす
左折の場合→右手を垂直に曲げる
※左手で合図を出す場合は右左折の際の動作が逆になるので注意して下さい。
停車の場合→右手を斜め下に伸ばす(動かさない)
後退の場合→右手を斜め下に伸ばし手の平を後ろに向けて前後に振る
・高速道路に乗らない
上にも少し書きましたが、オルタネーターが故障するとパワステや電装系に異常が出ます。
それによってハンドリングやブレーキの異常であったりETCが利用出来なくなり、最悪の場合走行中に車が停止したりそれに伴う事故などの危険性も非常に高くなります。
一刻も早く整備工場へという気持ちになると思いますが、バッテリー警告灯が点灯した場合は非常に危険ですので絶対に高速道路には乗らないようにしてください。
オルタネーターの点検
そんな頻繁に故障するパーツでは無いですが、やはりある程度走行距離を重ねていくと気になる部分ではあると思います。
自分で簡単にオルタネーターの異常をチェックしてくれる商品があるそうなので、そちらを利用して現在の状態を把握しておくのもいいかもしれません。
・⇩⇩⇩オルタネーターの点検方法⇩⇩⇩
まとめ
今回の記事についてまとめてみました。
・バッテリー警告灯が点灯したらすぐに整備工場へ
・ロードサービスの使用も考えておく
・絶対に無理はしない
今回私の場合は整備工場の素早い対応もあって、入庫から約2時間というとんでもないスピードで修理をしてもらえましたが、通常は修理、交換に1日以上の時間は見ておいた方がいいと思います。
もし稼働中にバッテリー警告灯が点灯した場合、近場だからあと一件という行動が本当に命取りになります。
今稼働中の案件は人に振るなりキャンセルの対応をして、すぐにロードサービスの手配や整備工場に持っていきましょう。
キャンセルすることによってペナルティーを受けることもあると思いますが、稼働中に車が動かなくなりお客様や荷主に迷惑をかけたり、制動不良などによる事故を起こすよりは遥かにましです。
もしオルタネーターの故障が発生してしまった場合は絶対に無理はしないで、出来るだけ素早い対応でトラブルを最小限に食い止めることに全力を注ぎましょう。