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【個人事業主】軽貨物事業をやりたいと決意したらやるべきこと【フリーランス】

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ブログをご覧いただきありがとうございます。y.a(@atomrise60)と申します。

 

軽貨物で独立して9年目、過去にネットスーパーの配送で4年、365日稼働の夜間ルート配送で2年稼働していました。

 

現在妻と子供3人を養いながら直請けやアプリの案件など色々な案件を組み合わせて自由気ままに生きているフリーランス軽貨物ドライバーです。

 

会社員を辞めて軽貨物ドライバーとして独立をしようかどうか悩んでいるのだけど、実際の所仕事を辞める前にまず何をしておけばいいのか、また辞めた後どう動けばいいのか分からない部分って結構多いと思います。

 

実際私も独立前後は軽貨物事業について色々と調べたり、開業に関する手続きだったりとやることが意外と多くて苦労した覚えがあります。

 

独立したらいち早く収入を得るために出来る限り仕事に集中できる環境を作っておきたいとは思いますが、仕事以外のことを調べることに労力を使ってしまって、結局仕事も手続き関係も全てが中途半端になってしまっては元も子もありません。

 

そこで今回は、私が個人事業主になる前にやっておいた方がいいと思ったことや、やっておくべきことを考えて記事にしてみました。

 

この記事は軽貨物事業に限らずどの分野、どのジャンルの仕事でも独立しようか迷ってる方やこれから動こうとしている方のヒントや参考になればいいなと思い記事にしました。是非最後までご覧ください。

 

この記事で分かること

退職前後にやるべきこと

未経験からの働き方

軽貨物ドライバーとしての心構え

会社員時代にやっておくこと

まず最初に言っておきたいことが、独立を決めた後の時間の使い方は非常に重要だということです。この時間は独立後にフリーランスという荒波の中でもしっかり生き残るためのパワーを蓄える非常に大事な時間になります。

 

会社員の時に忘れずにやっておいたほうがいいことを「5つ」挙げてみます。

チェックリスト

  • 簿記の勉強
  • クレジットカード作成
  • 車の契約
  • 半年分の生活資金を貯める
  • 家族の説得

個人的にはどの項目もスムーズに軽貨物事業を営んでいく上で重要な項目になってきます。

・簿記の勉強

もし税金面が優遇される青色申告を考えている場合は複式簿記での記帳が必要となるので、日商簿記3級程度の知識は間違いなくあったほうがいいです

 

私は10数年前独学で簿記の勉強をしていたのですが、全く無知の状態から勉強を始めて、2ヶ月間仕事の空き時間や休憩中に参考書を読んで過去問を解きまくって日商簿記3級を取得することが出来たので、正直そこまで難しい内容ではありません。

 

私が実際に使っていたテキストのリンクを貼っておきます。イラストと解説がすごく分かりやすくて、簿記の入門編にはとてもいい1冊だと思います。

 

 

ただ、最近では手書きの記帳でというのはだいぶ少なくなって、PCでの記帳をしている方が多いと思います。

 

PCでの記帳を考えている方は「会計ソフト」があれば正直そこまで知識が無くても手軽に記帳をすることが出来ます。それでも記帳した物を見直したときに自分が記帳した内容しっかり把握出来ていないと意味が無いと思うので、少しずつでいいので簿記の勉強はやっておいた方がいいでしょう。

 

私は開業からずっと弥生会計にお世話になっていて、現在はやよいの青色申告オンラインを使っています。記入自体が難しくないのはもちろんですが、さらに携帯アプリで領収書を読み込めたり、銀行やクレジットカードと連携して取引データを自動で仕訳してくれるのでかなり楽です。

 

現在私が使っているクラウド版だと、初年度は無料で使うことが出来ます。また請求書や納品書、見積書や領収書も発行することが出来るので、もし開業する際に会計ソフトの導入を考えているようでしたら、物は試しということで、無料期間を利用してどんなものなのか是非お試しください


・クレジットカードを作る

個人事業主として開業した後にクレジットカードを作ろうと考えた時、売上や収入の実績が無いためにクレジットカードが会社員時代より作りにくくなる傾向があります

 

ETCカードやガソリンの割引などの恩恵や、経費の管理の楽さを考えるとクレジットカードは無いよりは絶対にあった方がいいので、必ず独立前である会社員の時に事業用のクレジットカードを作っておきましょう

 

軽貨物事業での独立を考えている場合、私のお勧めのクレジットカードは日本で店舗数の1番多いガソリンスタンド「ENEOS」が発行するENEOSカードです。

 

ETCカードが無料で発行することができ、さらにポイント特化のPタイプ、割引特化のCタイプ、年に1度でも使えば年会費無料のSタイプの3種類から自分の好きなタイプのカードを選ぶことが出来ます。

 

よっぽどこのタイプがいいということで無ければ、ENEOSでの給油がいつでも店頭価格から2円引きで、年1回以上使えば次年度年会費無料になる「ENEOSカードS」があれば十分だと思います。

 

ただ気を付けて欲しいのがETCカードは必ずクレジットカードと一体型のものでは無く、別々のカードで発行するようにしましょう

 

クレジットカードと一体化のカードの場合、ETC車載器からのカードの抜き差しが非常に手間に感じますし、抜き差しの回数によってはICチップの部分がETC車載器と擦れてカード自体が読み込めなくなることもあります。

 

もしガソリンや高速だけまとめて計算したい場合はETC協同組合のガソリンカードを作るという選択肢もあります。

 

こちらは最初に組合加入金で1万円払いますが、入会費年会費無料で作ることができ、支払いも末締め翌末払いなっています。

 

また加入金も組合を脱退する時に返ってきますし、事業用で使う分をしっかり分けて計算しておきたいという場合に便利です。


 

・車の契約

車に関しては一括で買うのがベストですが、手持ちの資金を残すためにローンで買うということを考えると、ローンの審査を考えて会社員時代に買っておいた方がいいかなと思いました。

 

一応リースという選択肢もあるのですが、月の走行距離でのリース料の増減があったり、傷付けた時や故障した時の修理代や、辞める時や車を購入した際契約期間の絡みで返却時の違約金が発生するリスクがあるので、個人的には購入をお勧めしています。

 

ただ、購入では無くリースでの稼働を考えている場合はGMSリースという会社が個人事業主ドライバーに特化したリース会社になっていますので、もしリース車を探している場合は料金や条件等参考にしてみるのもいいでしょう。

 

以前「リースか購入か」という記事でもその辺りに少し触れているので、参考にして下さい。

 

購入の場合、私は最初「中古車」からのスタートでいいと思いますが、「新車」からスタートしたい方は以前書いた「車の選び方」という記事で現在新車で売られている3タイプの軽バンについて触れています。合わせて参考にして頂ければと思います。

 


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車の選び方

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・半年分の生活資金を蓄える

委託とギグワーク、どちらで始めるにも最初の内は満足に生活出来るレベルの売上をあげることが出来ないと考え、会社員時代に半年分位の生活費を確保してから挑戦した方がいいかなと思います

 

アプリでの案件取得を中心としたギグワークでの稼働の場合、週払いや自分で振込を指定すれば最短翌日振込などが可能なものもありますが、委託会社スタートの場合は支払いスパンが大体45日前後末締めの翌々15日払いや20日締めの翌々5日など委託会社によって色んなパターンがある。例えば1月分の売上を1月末で締めたらその分の支払いは3月15日)長い所だと振込までの期間が60日程開くので、無収入の時間が少し長くなります

 

委託会社によっては週払いや前借りにも対応している所もあるので、もしお金に困ったら最悪週払いや前借りも出来なくは無いですが、実働の〇%までの振込ならOKと制限をかけていたり、忙しい中でイレギュラーな振込ということで都度手数料を取る所もあります。

 

そうなるとせっかく頑張って稼いだ売上が無駄に減ってしまうので、個人的には委託会社での週払いや前借りの利用はお勧めしません

 

なので昼ご飯を自炊して浮いた分を貯金してもいいですし、身の回りの物を売り捌いて資金を作ってもいいと思います。実際に私は会社員時代はお金を作るためにバイクやギターを売って資金を作りました。

 

何故ここまで資金をある程度蓄えておいた方がいいと言うか、これは私が実際に経験したことが関係しています。

 

独立を考えた場合、ブログやYouTubeなど色々な発信元から情報を仕入れると思うのですが、そういう時は「楽に稼げる」「1本走って数万円稼いだ」などの良い面しか見ていません。そういう良い面を元に自分の中で計画を立てるので、独立後の算段も基本的に甘く見積もる傾向にあると思います

 

案の定私もそうで、売上の金額だけを見て正直すぐ稼げるだろうと思っていましたし、売上に対する経費等の計算も一切していませんでした。

 

当然ですが、自分の計算や読みが甘く、月にこれくらい稼げるだろうという激甘思考で軽貨物事業に臨んでいたので、結果半年くらいは売上が満足に上げられない状態が続きました。

 

妻子がいるにも関わらず、通帳の残高が一番ヤバい時で「数百円」という破綻寸前の所までいったという経験があります。

 

その後がむしゃらに稼働して売上を伸ばし何とか最悪だった状態を脱して今の生活スタイルに至るわけですが、自業自得とはいえ独立直後の苦労した私の経験を踏まえ、いくらか収入が無くても耐えられるようにしっかり準備してから動き出した方がいいと思います

 

半年間生活するのに必要なお金は自分の計算より厳しめに見積もって、自分が予定したより早く軌道に乗ってその結果蓄えておいたものが余ったらラッキー位の感じで本当にシビアに計算しておきましょうお金の有無で気持ちの余裕が全然違います

 

もし副業が認められているのであれば、資金を蓄える目的にプラスして、チャレンジしようとしてる案件でアルバイトをしたりして経験を積むのもいいと思います。

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・家族を説得する

恐らく会社員時代にやるべきことの中で一番難しいのがこれだと思います。

 

独り身であれば最悪自分が生活出来る分だけ稼げればいいのでどうにでもなると思うのですが、家族を養うとなると話は別で、養うにはやはりある程度の売上を作らなければならず、日々売上を計算しながら目標額に達するように考えて稼働しなければいけませんし、ご家族もやはり不安定な個人事業よりは会社員同様に安定した収益を一番に求めると思います。

 

しかし、個人事業主に安定はありません。自分が今やろうとしていること、どういう理由で独立しようと思ったか、どれくらいの利益が出そうかなどをしっかり説明して、ご家族の不安や疑問をしっかり解決した上で独立をしないと、間違いなくすれ違いが生じます

 

私の場合、会社員時代の低賃金であったことや出来るだけ家族のサポートをしたいと考えたことがきっかけで独立を決意しましたが、想いを上手く言葉で伝えられず、結果独立をめぐって何度も妻と衝突してしまいました。

 

最終的にはごり押しみたいな形で会社を辞め独立したのですが、開業当初は売上が少なく非常に苦しい思いをさせてしまっていたと思います。しかしそれでも決めたことだからと文句一つ言わず付いてきてくれたので妻の器の大きさには本当に感謝しないといけません。

 

自分が苦しい時に助けてくれたり支えてくれたのは「家族」です。家族の協力無くして個人事業主として成功は出来ません

 

なので、私みたいに独立をごり押しして大した売上を上げられず家族に苦労をさせるのではなく、しっかり話し合って家族の協力を得た上で独立するようにしましょう

 

退職後にやること

会社を辞めたら開業の準備です。準備といってもそこまで複雑な物は無いと思います。

 

主に軽貨物での手続きを中心に書いていますが、他の業種でも車の所を自分がチャレンジしたいジャンルに置き換えれば応用出来ると思うので、是非参考にして下さい。(副業ですでに開業届けを出していて、全て用意している場合は場合は保険、年金以外の項目は飛ばしてOKです)

・開業届、青色申告承認申請書の提出(管轄の税務署)

開業したと証明する書類です。開業してから1ヶ月以内に提出しましょう。青色申告書はその年の1月16日以降に事業を開始した場合は2ヶ月以内に提出します。

 

両方の届けとも、税務署への提出用自分の控え用2部作成します。提出は管轄の税務署に持参するか郵送で提出します。土日祝などの事務所の閉庁日は窓口での受付は行っていませんが、郵送や時間外収受箱に投函すれば受付を行うことが出来ます。

 

また、今後屋号付きの事業用口座を作る時、事務所を借りる時や融資を受ける際に税務署の判が押された「開業届の控え」が必要になるかもしれません。無くさない様にしっかり保管してください。

 

一応再発行も届け出のコピーを再発行してもらう形で出来ますが、300円と1ヶ月前後の時間がかかります。無駄なお金と時間を取られるので大切に保管しましょう。

 

下に開業届と青色申告書の書き方の見本や申請の仕方のリンクを貼っておきますので、参考にして下さい。

 

リンク→開業届手続きについて

リンク→青色申告書の申請について

参照:国税庁HP

・事業用の屋号付き銀行口座を作る

経費とプライベートの出費を分ける為でもありますし、今後どこかの企業と直請けの取引をする場合、会社によっては屋号が入っていない口座じゃないと取引をしてくれないこともあります

 

なので、自分が口座を作りたい最寄りの銀行で屋号付き口座を作っておいた方がいいでしょう。それぞれの銀行のHPに事業用の口座を作る際に必要なものが記載されています。

 

また、作っておいたクレジットカードの引き落とし口座もこの口座に設定しておくと経費の処理が楽になるので、忘れずに設定しておくようにしましょう

 

・車の営業ナンバーの取得

東京で始める場合になりますが、東京運輸支局HPに営業ナンバーを取得するための必要書類や見本が書かれているので、そちらを参考にして下さい。

リンク→東京運輸支局HP

お住いの地域によって書式や仕様が異なるかもしれないので、必ずお住いの地域の運輸支局HPを確認してください。

 

また、車屋さんによっては購入と一緒に営業ナンバーの手続きも一緒にやってくれる所があるので、もし手続きが手間に感じるようでしたら購入の際に聞いてみましょう。

 

この時に合わせて保険を切り替えも忘れないように行いましょう。対人、対物は必ず無制限に設定しておきます

 

また貨物保険への加入を考えている場合、個人で入ると結構高くなる場合があります。委託会社によっては団体割みたいな感じで結構安く入れる所もあるので、委託会社に所属を考えている場合は個人で入る前に一度話を聞いてみましょう。500万までの保証で年間1万数千円で入れるなら結構安いと思います

 

なお自家用車を持っている場合、任意保険の等級を引き継げる可能性があるようです。私は実践したことが無いので、詳細はリンク先をご覧ください。

 

リンク→等級を自家用車から営業車に乗せ換える方法

 

・国民年金、国民健康保険の加入

会社で社会保険に加入してたと思うのですが、会社を辞めて独立した時に気を付けなければならないのが年金保険の手続きです。

 

社会保険、厚生年金からの切り替えは自動で引継ぎにはなりません。自分で手続きをして国民年金」国民健康保険」への加入手続きをしなければならないので注意してください。

 

両方とも自分が住んでいる市区町村役場で手続きが出来ますので、退職してから2週間以内退職が分かる書類(離職票等)身分証個人番号確認書類年金手帳を持って手続きに行きましょう。

 

また私も独立時に利用しましたが、健康保険に関しては退職後2年間限定ですが社会保険の任意継続という物を利用することも出来ます。保険料や手続きについてはこちらのページを参考にして下さい。

リンク→協会けんぽHP

開業後の稼働の仕方

開業後、未経験者がいきなり企業と直で仕事を請けて稼働するというのはちょっと現実的では無いので、独立後に選ぶ稼働方法として2パターンに絞って考えてみます。

・ギグワークを中心に動きたい

以前書いた記事「ギグワークで45万円稼ぐには」で詳しく触れていますが、ギグワークを中心に稼働したいと考えるのであればポイントは3つ

色んなアプリに登録しまくる

組み合わせのパターンをいくつか考えておく

出来るだけ隙間時間を作らない

 

実際にアプリでの案件に登録して稼働してみると分かると思いますが、どのアプリも案件取得の競争率が高く、登録した全員がしっかりと稼げるわけではありません

 

特に最近ではコロナ禍での案件減少の加え、新規参入ドライバーもハイペースで増えている為、案件取得のバトルがかなりの激戦になっています。

 

1つのアプリでの案件取得に依存せず、様々な案件をこなしていく必要があります。どんな案件でも一度やってみればそれが自身のスキルアップにも繋がるので、ジャンルによる好き嫌いはせずにどんな案件でもこなしていきましょう。

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出前館 配達パートナー募集

・委託会社から始めたい

委託会社の場合も同じことが言えますが、同じ案件でも会社によって待遇や条件がだいぶ変わってきます

 

話を聞きに行く際は1社だけでは無く、必ず何社か話を聞いて自分が納得する条件の委託会社と契約をするようにしましょう

 

適当に選んだ挙句悪い会社を引いてしまうと、案件が全然無かったり、どれだけ稼働しても搾取されるだけされたりと、最悪軽貨物の仕事から身を引かなくてはならなくなる可能性もあります。せっかく覚悟を決めて飛び込んだ世界なので、しっかりと稼いでいくためにも委託会社選びは絶対に妥協しないでください

 

いい委託会社の選び方」で条件や見るべきポイントを説明していますので、そちらも参考にして下さい。

 

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稼働に合わせて考えておくこと

軽貨物事業で開業をした場合、車を使った稼働が大半ということで車のトラブルに見舞われてしまう可能性が他の業種より格段に高くなります

日々の点検だけではどうしてもフォローしきれない部分もあるので突然の故障やトラブルに備えてロードサービス等に加入しておくことをお勧めします

 

ドライブを快適に!(JAF)

 

課税事業者か免税事業者かの選択

個人事業主として新たに考えなくてはならないのがインボイス制度についてです。

 

令和3年9月現在、個人事業主として稼働していく際、開業時に課税事業者の届けを出していなければ、売上1000万円を境に消費税を納めなければならない「課税事業者」か消費税を納めなくてもよい「免税事業者」かに分かれます。

 

しかし、令和5年10月1日よりインボイス制度がスタートする関係で稼働の考え方も少し変わって来ます。(登録受付は令和3年10月1日からスタート)

 

インボイス制度のスタートにより、売上が年間1000万円以下の場合でも消費税を納めないといけない「課税事業者」として稼働しなければならなくなる可能性があることを頭にいれておきましょう。

 

この制度が始まることにより売上に対する意識をもっと変えていかなければならなくなると思います。

 

以前インボイス制度について調べた記事がありますので、そちらも開業前に是非参考にしてください。

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軽貨物事業で考えること

ここまでざっくり開業前後の流れを書いてきましたが、最後に軽貨物事業で独立して生活していくために私が大切にしていることを書きます。

 

何だかんだ色々書いていますが、大切なことは「いかに相手の立場に立った配送をすることが出来るか」私はこの一点に尽きると思います。

 

せっかくなら私に依頼して本当に良かったと思って頂きたいですし、そう思ってもらえるように日々努力しております。この積み重ねや繰り返しが相手からの信用や信頼に繋がっていきますし、結果的に売上の増加にも繋がっていきます。

 

軽貨物の仕事は外から見ると運転してるだけ、荷物を運ぶだけの単純で楽そうな仕事に見えるかもしれませんが、例えそれがどんな状況でもその荷物をしっかりお客様の希望する時間に、そして破損なく引き取ったままの荷姿でお客様に渡さなければいけません

 

私たち他人から見れば数十個ある内のたった一つの荷物かもしれませんが、お客様からすればそれが大切な人へのプレゼントかもしれないですし、その時間に届かないと作業が滞って納期に間に合わなくなってしまう品物かもしれません。たった一つの荷物でも色々な状況や場面が考えられます

 

なので、頑丈に梱包されているからと荷物を雑に扱ったり、早く帰りたいし相手もきっと早く欲しいだろうと決められた時間を平気で破ったりなど自分勝手な解釈で適当な仕事をしない様にしましょう。そんな適当な仕事を続けていればその結果がしっかり自分に返ってきます。

 

常に相手の立場に立って物事を考えられる、そんな軽貨物ドライバー、個人事業主を目指して稼働していただければと思います。

 

まとめ

この記事についてまとめてみました。

退職前後の手続きをしっかり確認する

家族の説得に全力を注ぐ

働き方を決める

もし独立をしたいと考えている場合、しっかり肝に銘じておいてほしいことは、個人事業主になることがゴールではなく、個人事業主になって初めてスタートラインに立つと言うことです

 

独立後どういう意思を持ってどう過ごしていくかは全てあなた次第です。言ってしまえば全てが自己責任の世界になります。

 

統計では、個人事業主の約4割は起業1年目での廃業を選択していると言われています。約2人に1人は開業を決意してから1年も持たず廃業をしている計算です。3年に広げると約6割、さらに10年に広げると約9割にもなるそうです。

 

他の業界と同様、軽貨物事業も厳しい世界ではありますが、自ら決意をして個人事業主としてやっていくと決意したのであれば、最大限の準備をして全力で荒波に挑んで行きましょう。

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