ブログをご覧いただきありがとうございます。y.a(@atomrise60)と申します。
軽貨物で独立して8年目、色々な仕事を組み合わせて自由気ままに生きているフリーランス軽貨物ドライバーです。
軽貨物事業のギグワークで稼働すると考えると誰もがまず登録を検討するくらい代表的な存在である「PickGo」。
全国どこにいても当選すれば「スポット」や「時間チャーター」、「食配」や「個人案件」、さらには「定期案件」など様々な案件を体験できる軽貨物事業に特化したアプリです。
もし私が今からギグワークでの軽貨物事業を考えた場合はAmazonFlexと共に優先して登録するであろうアプリの1つになると思います。
今回はそのPickGoについて考えていきたいと思います。是非最後までご覧ください。
このブログで分かること
・登録方法
・いい点、悪い点
・案件を取るには
PickGoとは
PickGoとは上でも少し触れましたが、当選すれば全国どこでも稼働することが出来ます。
ロングで遠征した帰りに自宅方面への帰り荷をゲットできるかもしれませんし、上手く組み合わせて近場で1日数本のスポットで稼働することも可能です。
定期案件の後に時間チャーターを組み合わせてもいいですし、色々な稼働パターンを考えることが出来ます。
アプリへの登録
PickGoを始めるには必要情報をアップロードしなければいけません。以下登録までの簡単な流れを図にしました。
登録までの簡単な流れ
- ドライバー用アプリのインストール
- ドライバー情報の登録
- 車両情報や必要書類のアップロード(免許証、車検証、任意保険、開業届、営業ナンバーの写真)
この後審査が通れば案件へのエントリーが出来るようになります。登録後ユーザー情報の画像登録や自己PRなどの記入欄もあります。そこも忘れずに記入するようにしましょう。
案件へのエントリー
無事に登録が終わったらアプリから案件にエントリー出来るようになっているので、荷物の種類や注意点等を見て集荷時間に間に合いそうで気になる案件があったらエントリーしてみましょう。
エントリーをして荷主さんから選ばれれば当選、選ばれなければ落選といった流れになります。当選の場合のみプッシュ通知が来ます。
引き取り先の住所などの詳細は当選後にしか分からないようになっているので、最短案件の場合は急いで記載されている住所に向かいましょう。
また、案件によってはマニュアルがある場合があります。トラブル回避のため、そちらもしっかり目を通すようにしましょう。
引き取りから納品まで
当選した際の簡単な流れを説明します。
簡単な流れ
- 確認ボタン、引き取り先に向かうボタンをタップ
- 荷物を積んだら出発報告ボタンをタップ
- 納品が終わったら電子サイン、置き配の場合は写真を撮って完了ボタンをタップ
注意ポイント
・引き取り先に向かう前に必ず確認ボタンと集荷先に向かうボタンをタップしましょう。これを忘れると減点になります。(点数については後程詳しく)
またボタンを押すのが早すぎても遅すぎても減点対象です。
・最短案件の場合道路状況によっては最短時間に間に合わないかもしれないので、少し時間に余裕を持ってエントリーすることをお勧めします。集荷先への到着が設定された時間より遅れると減点になります。
・サインがもらえない場合や伝票にサインをもらった場合は写真を撮ることを忘れないようにしましょう。完了報告で使用します。
・コインパーキングや高速道路を使用した際には完了報告の画面で料金を入れるフォームがあるのでそちらで記入します。その際領収書をアップロードするので領収書を忘れずにもらいましょう。
高額案件について
高額案件にエントリーする場合ある程度のポイントが必要です。ポイントを上げるための案件をチャレンジ案件といって、過去10回の配送のチャレンジ案件の回数やゲンコツマークの数でポイントが貯まっていく仕組みになっています。
食品配送や買い物代行、商品引き取りなどの通常のビジネス案件以外の案件にもチャレンジしてポイントを貯めないと高額案件にはエントリー出来ない仕組みになっています。
長距離案件にも手を出そうと考えている場合、この辺りも上手く組み合わせて稼働していく必要があります。
ただ、買い物代行や商品引き取りに関してはお客様が評価してくれないとポイントが付かないので、ユーザー評価の部分は稼働したら必ずポイントが付くわけではないということを理解しておきましょう。
また、食品配送には出前館での委託ドライバー登録(出前館帽子)が必要なので、登録がまだの方はついでに出前館の方の登録も一緒に済ませておきましょう。
現在高額案件へのエントリーは所定の回数配送したり、案件に当選できなかった際にもらえる抽選券でもらうことが出来るエントリーチケットを使用してエントリーする仕様に変わっています。
出前館への委託登録はこちらから→→→出前館 配達パートナー募集
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いい点、悪い点
PickGoのいい点、悪い点をざっくりまとめてみたいと思います。
いい点
いい点としては、緊急便はもちろん緊急便以外にも色んな種類の案件があって経験値を積むことが出来ます。実際私もこのアプリを通じて色々な案件を経験して色々な荷物を色々な場所に運びました。
他にも個人案件や食品配送の案件なんかもあり、さらに色々な仕事を経験出来るチャンスが生まれました。
案件で得た売上を必要な時に自分の指示で最短で即日入金出来ます。これは他の運送会社やマッチングアプリには無いかなり画期的システムだと思います。
悪い点
悪い点は、案件のマッチング率です。確かに色んな案件にチャレンジできるチャンスはありますが、あくまで「チャンスが生まれた」にすぎません。
実際にやってみると分かると思いますが、最初の内はエントリーしたとしてもほとんどの場合「不成立」になるでしょう。2020年9月現在約20,000台がPickGoに登録しています。
その中から案件の奪い合いが始まります。中には荷主さんにひいきにされてるドライバーもいますし、早い者勝ちで決まる案件なんかもあります。その見極めも重要です。
上でも少し触れましたが、高額案件はある程度のポイントを獲得していないとエントリーすら出来ない仕様になりました。なので時にはそのポイントを稼ぐために食品配送や赤字覚悟での買い物代行案件に手を出さないといけないかもしれません。上に書いた報告忘れのポイント減などもここに響いてきます。
道のりは長いですが、必要な道具を揃えるのとチャレンジ案件やユーザー評価(買い物代行、商品引き取り)をこなせばエントリーは出来るようになります。ただこれもエントリー出来たからといって成立するとは限りません。
エントリーして弾かれるのが普通で、当選したらラッキーと思えるくらいのゲーム感覚で使えないとかなりストレスが溜まります。
稼げるかどうか
PickGoを軸として安定して生活出来るかと言われると、私個人の考えは新規参入の場合今の仕様ではほとんどのドライバーは難しいと思います。(もちろん中にはしっかり稼いでる方もいます。)
現在、ドライバーの数に対して「案件数」が全く足りてない状態です。もしyoutubeなどを見てPickGoを軸にして軽貨物で開業しようとしている方がいるなら悪い事は言わないので他にも軸になる物を探しましょう。
空き時間にエントリーして落ちて当たり前、当たったらラッキー位なそんな気持ちで挑んだ方がいいと思います。
これはあくまで私個人の意見ですので他の方の意見も参考にして考えてみて下さい。
どうしてもPickGoを軸にしたいと考えている方は、たまに定期案件を募集してたりするので直接話を聞いてみるか、twitterで実際にPickGoで稼働している方にDMで聞いてみたり、直接会った時に聞いて参考にするのも一つの手だと思います。
・まとめ
この記事についてまとめてみました。
・ルールにかなり左右される
・案件とドライバー数が比例して増えていない
・時には赤字覚悟で案件を取らないといけない
ポイント制からチケット制に移行してからいくらか高額案件にも手を出しやすくなったと思いますし、ポイントが減らない仕様に変わったので通常の案件も臆せずエントリー出来ますが、それでもドライバーの数に対する案件数は全くと言っていいほど足りていないと思います。
なかなか案件が取れない中でストレスを溜めず上手く立ち回るポイントとして私が思うことは、PickGo1社に依存せず、色々な案件を組み合わせて稼働していくことだと思います。
色々な案件を上手く組み合わせて毎日楽しく立ち回っていきましょう。