ブログをご覧いただきありがとうございます。y.a(@atomrise60)と申します。
軽貨物で独立して8年目、色々な仕事を組み合わせて自由気ままに生きているフリーランス軽貨物ドライバーです。
もし組み合わせた働き方を考えているならピーク時間を外した定期案件をという記事を前々回に書きましたが、今回はそのピーク時間を外した案件で「夜間ルート配送」というものがあります。
もし私が案件を組み合わせる場合、どの案件を入れたらいいか聞かれたら、絶対に選ぶ時間帯の定期案件です。
今回はその夜間ルート配送について少し考えていきたいと思います。是非最後までご覧ください。
この記事で分かること
・案件の特徴
・メリット、デメリット
・夜間ルート配送と別案件の組み方
目次
夜間ルート配送の案件を考える
夜間ルート配送の案件の特徴
定期の夜間ルート配送には色々な種類の案件があります。前々回の記事「固定報酬の仕事を考える」でも書きましたが、組み合わせる案件を考えている場合、夜中に稼働出来る案件はかなり相性のいいものになります。
特徴としては、夜中に走るということで交通量が少なく渋滞で生じる疲労やストレスを感じにくいということと、案件が比較的出やすい午前中に時間を取れるということが大きな特徴です。
あまり頻繁に出る部類の案件では無いですが、日中の定期案件より単価が高いことが多く、この案件を軸に他の案件の組み合わせを考えている場合、終わる時間が早ければ早いほど影響が少ないため、上手く次の案件に繋ぐことが出来ます。
終わった後に定期案件をもう1本組み合わせてもいいですし、スポットを組み合わせても1番出る時間帯に対応出来ます。長時間の夜間配送だと1本でも十分な収益になる場合が多いので、夜間配送は結構狙い目の案件になります。
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【定期】固定報酬の仕事を考える【時間チャーター】
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夜間ルート配送のメリット、デメリット
次に実際に私が夜間ルート配送をやっていた時に感じたメリット、デメリットを考えます。特にデメリットはかなり注意して読んで下さい。
メリット
・案件を組みやすい
もし夜間ルート配送にプラスしてスポット案件を取り入れようと考えている場合、やはりスポットは午後よりは午前中の方が出やすいので、終わり時間が早ければ早いほど次につながる案件を取りやすくなります。安定して働きたい場合は、前後にもう1本定期を入れて稼働することも可能です。
私が夜間の定期配送で稼働していた時は、終わり時間が大体朝の6時前だったので、その後にお弁当配送の定期案件を入れて、午後は主にスポットや単身の引っ越し案件を入れていました。
また夜間の定期配送の稼働前に案件を付ければ今度は朝に時間が取れるので、家族のために時間を使ったり、別事業に取り組んだりと自分が思う生活スタイルにかなり寄せた働き方が可能です。
・渋滞のストレスが無い
稼働時間が夜中なので、交通量が少なく幹線道路を走っていても渋滞による疲労やストレスがありませんし、日中走るより燃費もかなり良くなります。
最初は夜中の稼働に慣れるまで少し大変かもしれませんが、生活リズムが慣れてくれば運転の疲労度も格段に少なくなります。
・不在納品が多い
夜中の納品ということで、店舗納品の場合はお店に誰もいないので不在納品が基本になります。
忙しい調理場や人で溢れた店内を縫って納品ということは無いので、ストレスを感じることなく納品出来ます。
ただ納品時は店内が真っ暗なので、横着してそのまま納品せず、必ず電気を付けてから納品をするようにしましょう。(慣れてくると結構やりがちですが、店舗の備品や品物を破損する恐れがあるのでやめましょう。)
デメリット
・トラブル時の対処が難しい
例えば配送途中の車両トラブルや品物の破損などのトラブルが起きた場合、日中に比べて対応する人数がかなり少ないため、対応やフォローのスピードがかなり落ちてしまいます。
小さい会社だとフォローする側もやはり案件の多い日中メインで動いているので、夜中の案件だと睡眠中で電話が通じなかったり、すぐに動けなかったりということも考えられます。
私も稼働中、納品する店舗の鍵が勝手に新しいものに変わってて開かなかったというトラブルが数回ありましたが、委託会社の人にまともに繋がったことが一度もありませんでした。(大抵折り返しは朝になってから)どんなトラブルが起こるか分からないので、稼働前に必ず何か起きた際の対応を話し合っておきましょう。
・鍵やセキュリティーの管理
不在納品になるので、鍵やセキュリティーは全て自己責任で管理しなければいけません。
結構多いのが施錠忘れやセキュリティーの解除忘れで、特に警備関係は警報を解除しないままバックレると泥棒が入ったと勘違いされ、後々大きな問題になってしまうので本当に注意しましょう。(私と別のコースに入っていたドライバーがこれをやって大問題になりました)
セキュリティーを解除せずに店舗に入った場合の対処法は、出入口付近にある警備会社のシステムパネルに管轄の警備会社の電話番号が載っているので、そちらに電話を掛けてシステムパネルに記載されている番号と店舗名を相手に伝えて警備のエラーを元に戻してもらいましょう。
恐らくどこの警備会社も対処法は同じような感じだと思うのですが、もしかしたら警備会社によっては若干違ってくるかも知れないので、対応の仕方については初回稼働時に確認しておくようにしましょう。
・事故を起こした場合大きい事故になりやすい
夜中で道が空いていることもあり、どの車も結構スピードを出して運転しています。
急いでいるときなんかは信号が変わりそうでもギリギリで突っ込んで行ってしまうこともあるかもしれませんが、相手も来ないものだと思って運転しているので見切り発車で交差点に入ってくるかもしれません。
ぶつかったら本当に大惨事になるので、交通量の少ない時間帯とはいえ日中の案件と同じかそれ以上に気を付けて運転するようにしましょう。
気を付けるべきこと
実際に私が夜間ルート配送をやっていた時に特に気を付けなければいけないなと感じたのが、誤配(テレコ)とセキュリティー管理と交通事故です。
夜中の案件だと道が空いているからか結構距離を走る案件が多いので、もし誤配やテレコをしてしまった場合は戻る時間も含めかなりの時間ロスになってしまいます。
また病院や商業施設など、納品先によっては納品時間が決まっている場合もあります。その場合は一つのミスで納品時間に間に合わなくなる可能性も考えられます。朝に近付けば近付くほど道路も混んできますので、納品時の検品は絶対に怠らないようにしましょう。
時間のロスに関してはセキュリティー管理も同じで、ちょっとした油断でセキュリティー解除を忘れて、その対応をするのに10分前後時間をロスすることになるので注意しましょう。朝の10分のロスで道路状況はだいぶ変わってきます。
あとは交通事故です。何度も言いますが、夜中の事故は相手が絡む事故の場合、スピードが出てる分本当に大きい事故になりやすいです。夜間の配送に慣れるまでは眠気との戦いになります。
自分や残された家族のためにも周りの車に流されず、運転には細心の注意をして稼働しましょう。
案件の組み合わせの例
組み合わせて働く場合、稼働の開始時間や終了時間に合わせて案件を前後どちらにつけるかが変わってきます。
もし夜間のルート配送前に案件を付けるのであれば、宅配系の夜配やピーク時間のフードデリバリー等。
後に付けるのであれば、スポットや午前中の時間チャーター案件など様々な案件を組み合わせることが可能です。
ただ一つ注意してほしいのが、あくまでも夜間配送がメインなので、その生活スタイルに合わせた案件を組んでいきましょう。
まとめ
この記事についてまとめてみました。
・組み合わせるにはかなり相性がいい
・配送自体のストレスはかなり少ない
・気を付けるべきことに本当に注意する
組み合わせる働き方において売上を少しでも上げようと考えた場合、かなり計算出来る案件になる夜間の定期配送。この時間帯の定期案件が出ることは結構まれですが、もし自分の所に話がきたら試してみる価値はあると思います。
私も現在は夜間の案件を探しながらの稼働なので、皆様とともにいい案件にたどり着くことが出来ればいいなと思います。
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