ブログをご覧いただきありがとうございます。y.a(@atomrise60)と申します。
軽貨物10年目、色々な仕事を組み合わせて自由気ままに生きているフリーランス軽貨物ドライバーです。
さて、最近ギグワーク界隈でも盛り上がりを見せている出前館ですが、現在、「直雇用のアルバイト」や「アプリ経由の時間チャーター」、「業務委託契約での完全歩合」など、様々な方法で出前館の配送に関わることが出来ます。
今回実際に稼働してみて感じたことや、他の案件との組み合わせに向いているのかなど、個人的に感じたことを記事にしてみました。これから出前館配送に挑戦しようと思っている方に対して少しでも参考になって頂ければ嬉しく思います。
この記事で分かること
・出前館配送について
・登録方法
・組み合わせにはどうか
目次
配送について
最初にも書きましたが、出前館の配送ではアルバイトや時間チャーター、そして業務委託など色んな働き方を選択することが出来ますが、今回は実際に私が稼働している歩合制の「業務委託での登録」で考えてみます。
仕事の流れは他のフードデリバリーと一緒で、お客様が注文したお店の近くにいるドライバーに注文の通知が飛んでくる仕組みです。
配送の基本的な流れは、注文を取ることが出来たらお客様の詳細が出ます。住所や代引きの場合は代引きの有無、置き配の指示などの記載があるので、受注した際は必ず確認しましょう。
次にお店に料理を引き取りに行きます。この時お店によって時間が違うのですが、基本引き取りに向かう10分前(マックは3分前)に引き取り先に向かうボタンを押します。お店に到着したらお客様のお名前をお店の方にお伝えします。必ず料理を検品して引き取った後、お届け時間内にその料理をお客様に届けて完了です。お客様の希望する方法(何も指示が無い場合は手渡し、置き配の場合備考欄に記載あり)で料理を配達して、完了報告をしたら報酬が発生します。
ココがポイント
領収書の依頼があった場合は必ず事前に書いてからお客様の所へ伺うようにしましょう。時間の効率化にもなりますし、もしお客様の前で領収書を書く場合はお客様を待たせてしまうことになります。
※領収書に関しては、時間がかかったり、渡し忘れがたびたび発生してしまうということで、現在はお客様に配達完了後にweb領収書としてお客様の元にメールが届く仕様になりました。紙の領収証の発行は完全に廃止となりました。
Uber Eats との違い
Uber Eats と似たような仕組みですが、決定的に違うところがいくつかあります。
大きく違うと感じたところを8個書いてみます。
・案件は早い者勝ち
注文が入ったらアプリに案件が飛んでくるのですが、案件の取得に関しては早い者勝ちです。(稀に例外があり)
集荷や配達の途中でも新たに飛んできた注文をストックが出来るので、時間に間に合いそうな案件を上手く組み合わせれば売上アップに繋がります。
人気のお店の案件、注文が少ない時間帯は案件が出たかどうか分からないスピードで消えて無くなります。
それぞれの注文にお届け時間の設定があり、後先考えず注文をストックしすぎるとお届け時間に間に合わなくなってしまうので注意が必要です。
また予約注文で配達時間が指定されている物もあります。他の注文もそうですが、Uber Eats のように注文を取ってからの自己都合キャンセルは基本的には出来ないので、受注の際は注意して案件を取るようにしましょう。
2022年5月以降に行われるアップデートにより、今までのような早押しからUber Eats のような個別に注文が飛んでくるシステムに変更になるとのことです。
誰でも満遍なく注文が受けられるようになる一方、ダブル、トリプルといったストックが出来なくなるため効率よく配送するのが少し難しくなるかもしれません。
・既定の服装がある
制服では無いですが、稼働中は出前館の赤い帽子を着用して業務しないといけません。(これは拠点によって違うかもしれません)
ただこの帽子を着用することによって引き取り先のお店の人と目が合っただけで一瞬で出前館の引き取りだと気付いてもらえるので、そこは非常にいい点だと思います。
保冷バックも必須ですが、出前館専用の物を用意しなくても他社で使用しているバックで稼働しても大丈夫です。私も稼働の際は専用の物では無く、Uber Eats のバックで稼働しています。
またバックによってはロゴが付いているバックもあるので、ロゴが見えないようにしっかり隠して稼働しましょう。
もし手持ちの保冷バックが無い場合はAmazon等で売っています。
・エリアが固定
入る拠点によって配送するエリアが決まっています。なので、気付いたらスタートした地点から凄い離れた場所にいるということは無く、範囲も広くないので配達はしやすいと思います。
拠点によって配送エリアの広さにいくらかばらつきがありますが、受注画面に納品先の住所が出るので、そこで取る、取らないの判断してもいいかもしれません。
都内の場合拠点がいくつかあるので、説明会までには自分が稼働したいエリアを決めておきましょう。私は自宅近くで2時間くらい稼働したいと考えていたので自宅から一番近いエリアで配送出来る拠点を選択しました。
また拠点を追加したい場合も、サポートセンターにメールでその旨を連絡すると新しいIDを作ってくれるので、自分の得意エリアや受注が多そうなエリアで拠点登録をしておくといいかもしれません。
※こちらもアップデートにより配達エリアの固定というものが無くなります。
・代引きはその日の業務終了ごとに精算
Uber Eats での代引きの場合は自分が稼働した売上分から代引き分を差し引くのですが、出前館の場合はその日の業務終了ごとに拠点に精算に行かないといけません。
※現在、手続きをすれば翌日の精算もOKの拠点もあります。
代引きを選択すればその分注文を取れる確率が上がりますが、お客さん全員が代金をちょうど支払ってくれるわけではありません。
日によっては手持ちのつり銭の両替や代引きにかかる時間など配達以外にも色々とやることが増えるので、正直どちらを選択していいものか悩ましい所です。
ただ拠点によっては代引きと事前決済で半々なんて地域もあります。代引きじゃないとそのエリアでは約半数の受注を逃すことになるので、もし本格的に出前館での考えている場合は拠点に行く手間が増えますが、代引き有りにした方が間違いなく受注件数は増えます。
※現在地域によっては代引きのお金はコンビニ入金で精算することが出来るので、拠点まで出向いて精算しなくても代引きを選択することが可能です。
また代引きの取り扱いに関しては、どちらを選択しても拠点に変更をお願いすればすぐ代引きの有無を変更出来るので、どっちもやってみて自分に合う方を選択するのもありだと思います。
・領収書の記入
拠点での説明会が終了したあとにお客様に発行する手書き用の領収証が支給されます。オフィス街で稼働している方は領収書の出番が結構多いみたいです。
住宅街で稼働している方もごくまれに領収証の指示が出るので、いつ来てもいいように書き方をしっかり頭に入れておきましょう。自分の判断で適当に書くとクレームに直結するので、分からない場合は拠点に必ず確認するようにしましょう。
とは言っても住宅街メインだと領収書に触れる回数がかなり少なく、かと言ってその都度拠点に書き方を聞くのも悪いので、いつ領収書が来てもいいように、私は出前館の説明会の時に使う資料に領収書の書き方の見本があったので、書き方の見本をスクショしていつでも見られるようにしています。これで不意に領収書依頼が来てもすぐに対応出来るので、是非試してみて下さい。
その他にも領収書の詳しい書き方や取り扱い方法は説明会や事前動画で説明があります。
現在、出前館からの配送の場合は全てweb領収書に切り替わりました。もしお客様から聞かれても紙の領収書は発行出来ないと伝えましょう。
・料理を待つことも
出前館は「ゴング」というシステムを採用していて、自分でこれから料理を引き取りに行く際にアプリでの操作が必要になってきます。
Uber Eats の場合、お店にピックアップに行くと結構出来てることが多いですが、店舗が混雑する時間やお店の方の受注トラブルで料理が出来上がっていなくて待たされることもしばしばあります。
特に混雑が凄いお店(住宅街だと土、日のマック、ファミレス等)は実際に稼働してみて、料理の出来上がりまで待つことが多いと感じたので、時間に余裕を持って臨まないとストックしてる注文全部遅延になり、その都度お客様に電話連絡しないといけないなどの余計な手間が増えるかもしれません。
・検品が必須
出前館配送の場合、料理を引き取る際はお店の方と共に検品をしないといけません。もしこの作業を怠って料理数が少なかったり間違っていたりした場合は再配達が発生し、お客様にも迷惑を掛けてしまいます。
中でも結構多いのがお弁当の個数のミスです。無駄な再配達を無くすためにもしっかり個数や種類を確認して出発するようにしましょう。
・他のアプリとの連携
現在食品配送という形で「PickGo」と連携をしています。PickGoを通すと1件当たりの単価は安くなりますが、PickGo内での高ポイントの案件にエントリーするためのスコアアップを行うために、この出前館配送は必須となってきますので、PickGoを中心に稼働を考えていてまだ出前館ドライバーに登録していない方は間違いなく出前館ドライバーに登録しておいた方がいいと思います。
登録はこちら→出前館 配達パートナー募集
-
【買い物代行】組み合わせを考える~PickGo編~【チャレンジ】
ブログをご覧いただきありがとうございます。y.a(@atomrise60)と申します。 軽貨物で独立して8年目、色々な仕事を組み合わせて自由気ままに生きているフリーランス軽貨物ドライバー ...
続きを見る
軽貨物での出前館の働き方
同じ出前館の配達でも働き方にいくつかの選択肢があります。
・チャーター
基本請けた時間での稼働になり、あらかじめ運賃も決まっているため何件やっても報酬は変わりません。(請ける会社によっては一定の件数以上配達をするとインセンティブ有)
なので極端な話、受注が少なく待機ばかりであったり、もっと言ってしまうと1件も受けなくても満額の報酬がもらえます。(もう2度と呼ばれないかもしれないですが・・・)
また、チャーターで請ける場合は場所によっては代引きがあるため、自分で釣り銭の用意をする必要があります。
・直請け
稼働時間内なら好きなタイミングでON、OFFが出来ます。ただ1件完了で報酬が発生する歩合制での契約なので、注文を受けて引き取りに行ったけどキャンセルになった場合などは報酬が発生しません。料理を引き取ってお客さんに渡したら報酬になります。
現在の所、東京、神奈川、千葉、埼玉は1件の基本報酬単価が650円(税込715円)です。ここに2倍以上のインセンティブが付くことがあり、そうなると単価が税込みで最大1,500円以上まで跳ね上がります。
また直請けの場合、代引きの有無を設定出来るので、代引きが面倒だと感じる場合は代引きOFFで稼働することも可能です。
以前より稼働出来る時間が伸び、拠点によっては最長で7時から24時まで対応している所もあり、その分取れる件数も増えるかもしれません。
料金体系の補足
アプリのアップデートにより2022年8月1日より今までの「固定料金」から「お店から配達先までの距離で料金が決まる距離別料金」へ変更になります。今まで避けられていた長距離の配達にインセンティブを組み合わせることによって旨みが出てくるかもしれません。
参考
※現在、東京、神奈川、千葉、埼玉県で条件を満たしている方限定で2022年6月30日まで拠点ごとに設けられたインセンティブにプラスして、キャンペーン報酬として16時以降の配達にはさらに39%(278円)報酬が上乗せされ、最大で1件当たり2,000円オーバーという物凄い単価になります。
まだ登録が済んでいない方はこの機会に稼働したい拠点を選んで登録を行いましょう。
登録はこちらから→出前館 配達パートナー募集
委託契約の際の登録方法
詳しくは出前館のHPに掲載されていますが、一応実際に私が委託ドライバーとして登録した時の大まかな流れを書いていきます。
出前館HPより説明会に申し込む→→→オンラインによる説明会への参加→→→本登録の為に必要書類のアップロード→→→約1週間後、登録の際に選択した拠点に説明を聞きに行く→→→稼働に必要な物を受け取り稼働開始
こんな感じで稼働する流れになりました。拠点によって説明する内容や細かいルールが違うかもしれないので、疑問に思ったことは必ず拠点での説明の時に聞くようにしましょう。
説明会の登録はこちらより登録できます。→→→出前館 配達パートナー募集
組み合わせには向いているか
このブログを書いている段階でまだ半月程しか稼働していないので確信を持っては言えないですが、委託契約でも代引きの有無や拠点の選択、稼働時間をしっかり考えて組み込めば十分組み合わせに向く案件になっていると思います。
あとは、フードデリバリー全体で言えることですが、悪天候になると注文数が増えるのと、自転車やバイクで稼働する人が減るので、受注件数がかなり増えます。軽貨物で稼働する場合悪天候の影響をそこまで受けないので、注文が多いエリアなら思っている以上の売上になるかもしれません。
実際に悪天候の日をフードデリバリーのみの日と決めて何回か試した結果、全ての日において予想以上の売上を立てることが出来ました。
また複数拠点に登録も出来ますので、例えば案件の空き時間に使う用のIDと、休みの日に自宅近くで稼ぐ用のIDで分けるなど、IDを使い分けるとより効果的に稼げると思います。
※アプリがアップデートされるタイミングで拠点毎の稼働という縛りは無くなるため、今までよりさらに稼働しやすくなります。
「ギグワークで45万円稼ぐには」という記事でもフードデリバリーの組み合わせについて少し触れているのでそちらも是非参考にして下さい。
-
【軽貨物】ギグワークで45万円稼ぐには【未経験者必見】
ブログをご覧いただきありがとうございます。y.a(@atomrise60)と申します。 軽貨物で独立して8年目、過去にネットスーパーの配送で4年、365日稼働の夜間ルート配送で年間360 ...
続きを見る
まとめ
この記事についてまとめてみました
・まもなくエリア関係なく稼働出来るようになる
・代引きの方が鳴りがいい
・稼働場所を上手く選べば組み合わせにはもってこい
委託ドライバーの場合、どんなに近い距離でも1件当たりの運賃が固定報酬で「税込715円※」なので売上の計算が立てやすいですし、それにプラスして決まった範囲内での配送なので案件の隙間時間にも組み込みやすいと思います。
※日にちや時間によってインセンティブが付いて運賃が変動する場合がある。
アプリの癖や領収書や拠点での精算などちょっとした手間がありますが、それを差し引いても個人的には案件を組み合わせるにはかなりいい案件だと思いました。
業務内容も複雑では無いので、気になった方は是非一度稼働してみましょう。
また、今後も稼働を続けていくと思うので、実際に稼働して気付いたことや変更点があった場合は都度追記していく予定です。