ブログをご覧いただきありがとうございます。y.a(@atomrise60)と申します。
軽貨物事業で独立して13年目、色々な仕事を組み合わせて自由気ままに生きているフリーランス軽貨物ドライバーです。
東京から鹿児島に移住して約1年が経過しました。東京でのせわしなさから脱却してほっとしている一方で、移住先での案件取得の難しさを痛感しております。
移住初年度に関しては仕事が無いのは想定の範囲内なので特に心配はしていませんが、2年目以降今やっていることの成果が出るのか、少しだけ不安に思うところがあります。
そこで今回は都市部からのIターンやUターンを検討している方や実際に地方都市で軽貨物事業を考えている方にむけて、実際に私が稼働している「鹿児島市」という地方都市を例に出して、地方都市での立ち回り方ややるべきことを自分なりに考えて記事にしました。ぜひ最後までご覧ください。
この記事で分かること
・都市部と地方都市の違い
・地方都市での稼ぎ方
・やるべきこと
目次
都市部と地方都市の違い
鹿児島に移住する前は東京で約11年軽貨物事業を営んでいました。
もしかしたら今まさに都市部からの移住を考えている方よりもそれなりに経験がある方かもしれませんが、土地勘も無い知り合いもいない土地で全て0からのスタートとなると最初はやはりかなり苦労するなと感じました。
東京と鹿児島、両方で実際に稼働してみて感じた違いは大きく2つで仕事量と単価です。
仕事量に関しては、軽貨物でアプリ系での仕事量という基準で考えると体感で都市部の半分以下のように感じます。
これは単純に人脈だったり直契約でのお客様が増えれば少しは解消されていくのかなと思いますが、アプリ系1本でやっていくとなると立ち回りにかなり苦労するかもしれません。
2024年9月に入り鹿児島でもAmazonFlexが本格的に始まりましたが、正直AmazonFlex1本でもやっていけるかと考えるとリスクが少し大きいかなと思います。
単価に関しても、何社かの委託会社が出してる単価などを見ると、都市部より少し落ちるなという印象を受けました。
地方都市での3つの働き方
移住から約1年、私が実際に鹿児島で稼働した感想や働き方を書いていきます。
・アプリ系
案件数は都市部に比べると少なく、アプリ系1本で立ち回る場合、仕事を選んでの稼働スタイルだとかなり難しいかもしれません。
フードデリバリー、宅配、スポット、時間チャーター、引っ越しなど全てに対応する気概で臨むべきだと感じました。
これはどこにいても変わらずですが、登録出来るプラットフォームには全て登録して、どんな仕事が来ても対応出来るようにしましょう。2024年9月頃から鹿児島県でも本格的にAmazonFlexがスタートして案件の選択肢の幅が少し広がったと感じたので、AmazonFlex対応地域でAmazonの配送にストレスを感じない方であればAmazonFlexを軸に案件を組み立てていくのもいいかもしれません。
-
-
【アマフレ】組み合わせを考える~Amazon Flex編~【直請け】
「Amazonと直接契約」が結べるとかなり話題になり、今でも動画やブログで頻繁に情報が出回っているAmazon Flex。 最初は平和島のステーションのみで始まったAmazon Flex ...
続きを見る
・委託会社
委託会社の数は都市部より少なく、募集している案件もほぼAmazonや大手宅配となっています。
また、都市部よりも単価が落ちるので、この辺りも考慮しなければいけません。
もし宅配以外の案件を考えている場合は色々な委託会社に話を聞きに行ってみるべきだと思います。
-
-
【業務委託】いい委託会社の選び方【協力会社】
ブログをご覧いただきありがとうございます。y.a(@atomrise60)と申します。 軽貨物で独立して8年目、色々な仕事を組み合わせて自由気ままに生きているフリーランス軽貨物ドライバー ...
続きを見る
・直請け
ある程度経験があり、移住直後から直請けを探していこうと考えている場合、どんなターゲットに狙いを定めて動いていくかが重要になります。
自分がどんなサービスを考えていて、どんなことをやっていきたいかが決まっているとそのためにどう動いていくかが明確になってきます。
また、こちらで知り合った方の人脈を頼りに困っている方の助けになったり、逆に人手が欲しい時に助けてもらったりなんかも出来るので、営業活動と共に人脈形成も積極的におこなっていきましょう。
-
-
直請けを考える
ブログをご覧いただきありがとうございます。y.a(@atomrise60)と申します。 軽貨物で独立して8年目、色々な仕事を組み合わせて自由気ままに生きているフリーランス軽貨物ドライバー ...
続きを見る
☆個人的にはどんな働き方になったとしても都市部も地方都市も変わらずで、拘束時間がそこまで長くない、もしくは日中の時間を外した定期案件を請けて、その前後に別の案件を組み合わせる稼働スタイルが理想かなと思います。
-
-
軽貨物での働き方を考える~定期案件+αの働き方~
ブログをご覧いただきありがとうございます。y.a(@atomrise60)と申します。 軽貨物事業で独立して11年目、色々な仕事を組み合わせて自由気ままに生きているフリーランス軽貨物ドラ ...
続きを見る
地方都市で稼働する際にやるべきこと
私が移住してから実際にやり始めたことをまとめました。すぐに結果が出る物ではありませんが、色々なアクションをしていった結果、少しずつですが問い合わせも来ています。
HPもチラシもお金が無くて出来ないというものではありません、自分を知ってもらうために少しずつでもいいので営業活動をやっておくことをお勧めします。
・HP作成
私は簡単な自己紹介や事業案内を載せたかったのでXServerドメインからWordpressをインストールしてHPを作成しました。
知識が無くてもPCやスマホで調べながら何とかそれっぽいものを作ることが出来るので、新天地で自分を知ってもらう武器の一つにするためにもHPは必ず作っておきましょう。
私はひとまず現状の出来で満足していますが、集客のツールの一つとして使用する場合は料金がかかりますが、プロにお願いして本格的なHPを作成してもらってもいいと思います。
・名刺、チラシ作成
名刺やチラシは自分でデザインして作ることが出来ます。CANVAなどのデザインツールに無料でチラシや名刺のテンプレートがあるので、そちらを活用して作るようにしましょう。
印刷に関しては自宅プリンターでは無く、印刷会社にプリントを依頼するようにしましょう。見栄えが全然違いますし、初回割引を行っている会社も多く、送料を含めても数千円で収まります。
まだ名刺やチラシを持っていない方はこのタイミングで作っておくといいかもしれません。
・公式LINEの作成
HPやチラシと合わせて公式LINEも活用しましょう。
お問合せを考えていらっしゃる方の中には電話が苦手な方もいらっしゃるので、直接電話というよりは手軽に出来るLINEを活用した方が問い合わせのチャンスが増えます。
名刺やチラシを作成する際には公式LINEの案内などを記載しておくようにしましょう。
・SNSの運用
XやInstagram、YouTubeなどのSNSを運用することで、そこからの問い合わせや同業者の繋がりが生まれることがあります。
自分が普段行っていることを発信することでその確率も上がっていくので、自分が行っている事業についてはガンガン発信していきましょう。
・人脈の形成
上の項目でも少し触れましたが、ネットだけでは無く、実際にこちらに移住してから出会った人からの案件の紹介というパターンもあります。
業種に関わらず色々な方に自分をアピールしておくとそこから案件に繋がる可能性が出てきます。
-
-
仲間の存在
ブログをご覧いただきありがとうございます。y.a(@atomrise60)と申します。 軽貨物で独立して8年目、色々な仕事を組み合わせて自由気ままに生きているフリーランス軽貨物ドライバーです。 &nb ...
続きを見る
需要を理解する
その時期に忙しい案件や、その土地特有のものがある場合にはそれが配送に結び付くかどうかを考えることが大切です。
例えば宅配の場合、お歳暮やお中元の時期、セール開催時などは需要がかなり高まることが予想されますし、引っ越しの場合は年度末の就職や進学の時期に依頼が増えます。
工業系の荷物が多い地域でしたら幌車や平トラックが強いですし、食品が良く出る地域でしたら冷蔵車などの稼働という感じで、その地域の需要と共に稼働する車両を見極めることも大事になってきます。
私自身も鹿児島に移住してから需要を見極め軽バンから幌車に乗り換えて請けられる仕事の幅がかなり増えたという経緯がありますので、自分が稼働したい土地の特徴を調べて、自分がどんな仕事がしたくてどんな要素や武器を持てばより案件に繋がるかを考察することが新天地で仕事を得る手掛かりになってきます。
違いを生み出すには
これは地方都市に限らずどこにいてもそうですが、結局他の人と同じことをしていても稼ぐことは出来ません。
誰でも参戦出来るからこそ他の人との違いを生み出さないと何年も生き残ることは難しいと思います。
運転免許証だけでは無く、圧倒的な配達スキルや資格や許可などを保有していると軽貨物事業の地方での稼働の可能性がより広がっていきます。
いつまでも下請けでいいやではなく、自分が他の人より一歩前に出るにはどうしたらいいか、どういうサービスを行うべきか、その土地や地域に合わせて色々チャレンジしてみて自分にしか出来ないサービスを構築して都市部での稼働に負けないくらいの軽貨物生活を送りましょう。
まとめ
この記事についてまとめてみました。
・アプリ系一本だと難しい
・努力しないと仕事にありつけない
・特化したサービスを見つける
私自身まだ納得のいくほどの結果を出せている訳ではないですが、それでも少しずつではありますが案件を頂けるようになってきました。
新天地で一からスタートするというこんなやりがいのある面白いチャレンジをすることが出来て我ながら非常にいい決断をしたなと思っております。
ただ、自己満足で終わることがないように結果もしっかり追いながら、自分が理想とする楽しく自由に仕事をする日々を目指して頑張っていきます。