リースか購入か

ブログをご覧いただきありがとうございます。y.a（@atomrise60）と申します。

軽貨物で独立して８年目、色々な仕事を組み合わせて自由気ままに生きているフリーランス軽貨物ドライバーです。

軽貨物事業を始めるにあたり、まず必要になるのが業務に使用する「車」です。

車をどうするか考えた時、選択肢は２つあります。「購入する」か「リースする」かです。

今回はリースと購入のメリット、デメリットを私なりに考えて記事にしてみました。

これから独立して仕事の車をどうしようかと考えている方に対してこの記事が少しでも力やヒントになればと思います。是非最後までご覧下さい。

個人的どちらを勧めるか

車の取得を考えた時にどちらがいいかを考えると思います。今では委託会社ではもちろん、ギグワークのいくつかの会社でもリース車として貸し出している所があり、どうするか悩ましい所でもあると思います。

それでは実際にリースと購入、どちらが得なのでしょうか。リースも購入も両方経験している私は基本的には「購入」をお勧めします。

自分が従事する案件やリース車の条件にもよりますが、そんな中で購入を選んだ理由としては、軽貨物の世界で食べていく覚悟が出来ることと、長い目で見た場合明らかに自分で購入した方が安いからです。

未経験者で続くか分からないから委託会社に所属したら車を買うよりはまずはリースから始めて様子を見た方がいいという話をたまに聞きますが、そんな生半可な覚悟で軽貨物の世界に飛び込んで欲しく無いですし、売上があまり安定しない時期であるスタートして数か月の期間に任意保険も入れて毎月固定で「５～６万円」引かれることになることを考えると、リース料は結構な痛手になります。

最初は中古車でいいので、出来るだけ費用を抑えてスタートした方がいいと思います。やり方さえ間違えなければ購入費用は割と早い段階でペイ出来ます。

もし軽貨物で独立してやっていこうと考えているのであれば独立前に車の購入費用もしっかり計算しておきましょう。

※稼ぎ方についてはこちらを参照にして下さい

リースのメリット、デメリット

ただリースも悪い面ばかりではありません。リースのメリット、デメリットを考えていこうと思います。

・メリット

・１：初期費用が安い

車を買うお金が無いけど今すぐにでも働きたいとなった場合、安い初期費用で車を使えるようになります。（私の場合委託会社を通して借りましたが、リース料１か月分の前払いのみでリース出来ました）

・２：メンテナンス込み

リースには「メンテナンスリース」と「ファイナンスリース」という契約に分かれていて、リース料の中にオイル交換や車検などの必要なメンテナンス費用が含まれてる場合はメンテナンスリースでの契約によるサービスになります。

ただし基本はリース会社が提携している整備工場でのメンテナンスになるので、必要だと考える場合はそのままでいいですが、違う整備工場にお願いしたい場合は恐らくファイナンスリースでの契約になると思うので、その辺りしっかり確認をしてから契約するようにしましょう。

・３：替えが利く

これは委託会社にもよると思うのですが、委託会社から車両をリースした場合、もし自分が乗っているリース車の調子が悪ければすぐに代わりの車を用意してくれます。

GMSリースでは個人の軽貨物ドライバー限定でリース車を貸し出しています。まずはリースでの稼働を考えてる方はぜひ参考にして下さい。

業界最安級×軽バン【GMSリース】のサイトはこちら

・デメリット

・１：維持費が高い

上にも書きましたが、購入するより毎月かかる費用は大きくなります。メンテ込みの場合でも故障や車両トラブルは実費になる場合があるので、長い期間借りるとなると購入との金額の差がかなり大きくなります。

・２：傷やへこみは自分持ち

毎日運転するので傷やへこみを作ってしまう確率が一般の方より格段に上がりますが、車をぶつけて傷つけてしまった場合、自分の車なら最悪そのままでもいいですが、リースの場合借り物なので、返す時は借りる前の状態で返さないといけません。

私もリース車を借りていた時に擦って車を傷つけた経験があり、返却の時２か所傷があって、修理代でトータルで１６万円程の出費がありました。

車両保険でも一応対応出来ますが、等級が下がってしまうのと、複数だと１事故扱いにならずその分加算されるので全部保険で直すとなるととんでもない事になります。もしリースで借りる場合は傷つけないように特に注意して運転をしましょう。

・３：距離増しの契約もある

走行距離によって料金が変わる仕組みで、例えば月○○キロまではこの値段で、その距離を越えたら１キロごとに〇〇円ずつ追加しますといった感じです。

宅配メインなら距離を走らないのでそこまで気にしなくてもいいと思いますが、スポットメインで考える場合は月々の走行距離がかなり行くと思うので、距離超過にならないように契約時にしっかり確認するようにしましょう。

・４：契約期間があるものも

委託会社では無く個人でリースをすると契約期間を縛った契約で借りられますが、そうなると基本中途解約は出来ないと思います。（出来たとしても残債を一括返済して車を返却だと思います。）

この辺は借りる際に期間の有無や中途解約についてそのリース会社に確認した方がいいです。

購入のメリット、デメリット

次に購入した際のメリット、デメリットを考えてみます。

・メリット

・１：自分の物

これが最大のメリットです。自分の車となれば自然と愛着が湧きますし、どんな案件でもこの車と一緒に頑張ろうと思えます。

・２：カスタムが自由

自分が仕事や運転をしやすいように気兼ねなく自由にカスタムが出来ます。例えばヘッドライトを変えてもいいですし、中を加工して車中泊仕様にしてもいいと思います。
（もしハイゼットで効率アップの便利グッズを探している場合は以前のブログ、「仕事効率を上げるアイテム」でいくつか紹介しています。）

・３：ローンでも維持費が安い

車両価格によりますが、新車でよっぽどオプションとかを付けない限りはリースよりは費用は安く収まります。

乗り出し１００万円で４年ローンで買った場合確か月々の支払いは２３，０００円位だったと思います。

資金に余裕がある場合は繰り上げ返済も可能です。

・デメリット

・１：メンテナンス費用は自分持ち

もちろん自分の物になるので車検費用やオイル交換などメンテナンス費用は自分持ちになります。

あとはタイヤやその他消耗品の交換も頭に入れておいて、月々決まった額を積み立てるようにしましょう。

・２：替えが利かない

中古車の場合当たり外れがあり、もし外れを引いてしまった場合替えが利きません。

委託会社に所属していてそこでリース契約をしてれば会社で余っている車と替えてくれることもありますが、自分の車だとそうはいきません。

これに関しては見た目では分からないですし、正直運の要素があるので対処しようがありません。

・３営業ナンバーの取得

リースの場合リース会社が手続きを全部やってくれますが、自分で購入した場合は車屋によっては代行してくれますが、基本自分で手続きをしなければいけないと考えておきましょう。

初めて営業ナンバーを取得する際は色々調べながらになると思うので、少し手間に感じるかもしれません。

距離を乗らない場合はリースの選択も有り。

上にも書きましたが、距離によって料金が変動するリース契約もありますが、それを逆手に取ると、距離を走らない案件ならそこまで高い費用を払わなくても車をリース出来るということです。（ただし期間設定はあり）

例えば月２０００キロまでの契約の場合、毎日乗って１日約６６キロ、２５日だと１日８０キロまでは走れる計算です。２３区内で宅配の案件のみで稼働すると考えた場合そこまで距離を走りません。自宅と営業所が近ければ尚更です。

もしメンテナンス込みでも料金を安く抑えられそうで、自分が従事している案件で１日の走行距離を計算してそこまでいかないという条件なら、リース契約も有りだと思います。

まとめ

この記事についてまとめてみました。

未経験の方でも基本的には私は購入することを勧めますが、もしリースを考えている場合はいくつか注意点があります。

まず委託会社を通す場合は自分が調べたリース会社と料金を比較してから決断するようにしましょう。委託会社が間に入る場合、悪い委託会社だとリース料金からもピンハネしている場合があります。

後は車検や修理の際に「営業ナンバーの代車」があるか確認してから契約するようにしましょう。これが無いと修理や点検のたびに働けなくなってしまいます。

購入するにしてもリースをするにしてもあなたにとってそれがいい決断になって頂ければ幸いです。

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