ブログをご覧いただきありがとうございます。y.a(@atomrise60)と申します。
軽貨物で独立して8年目、色々な仕事を組み合わせて自由気ままに生きているフリーランス軽貨物ドライバーです。
さて、軽貨物事業を始めるにあたってまず考えるのが、どんな車で稼働しようかだと思います。
ネットなどでどんな車があるか調べてみると、軽貨物の案件で使える貨物タイプの物だけでも色々なタイプの車があります。
そこで今回は、自分がもし車を買おうと考えた場合どのように車を選ぶか、現在新車で作られている「軽バンタイプ」3種類の説明も軽く交え、私なりに考えてみました。
この記事で分かること
・軽貨物に合った車
・案件による車の選び方
・新車か中古か
目次
軽貨物での稼働にはどんな車が合うのか
もし荷主さんが仕事の依頼をする時、荷主さんは基本貨物車で、その荷物に合ったタイプの車(常温、冷蔵、冷凍など)、尚且つその車の荷室や最大積載量をある程度計算して仕事の依頼をしてきます。
例えば依頼が常温タイプであれば、軽バンタイプの標準的な荷室の広さで、最大積載量が350キロまでの車が来ると考えているはずです。
なのでもしどんな車で稼働するか考えた場合、常温の場合は「乗用の車」より「貨物タイプの車」(軽バン等)を選んだ方が色んな荷物に対応出来るため、案件も取りやすくなります。
ただ、自分ですでに定期案件を持っていて、軽量の荷物で少量しか積まないと決まっている場合は乗用の軽を構造変更して営業車として登録をするのでもいいと思います。
※令和4年10月より乗用車タイプの車両でも構造変更無く黒ナンバーが取れるようになる予定です。
しかしその場合、もし今請けている定期案件が終了してしまい、新たにギグワークや委託会社に所属して通常の案件を請けようと考えた場合に、乗用の軽タイプだと荷室の広さや積載量の関係で仕事の幅がかなり狭くなってしまいます。
そういうことがあるので、余程のことが無い限りは軽バンタイプや軽トラタイプでの稼働をお勧めします。
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軽貨物の種類
現在新車として売り出されている軽バンタイプの車はOEM車を含めると全部で3タイプに分けられます。それぞれの特徴を書いていきます。
・スズキエブリイタイプ(日産クリッパー、三菱ミニキャブ、マツダスクラムも同型)
軽バンの中では荷室が最も広いタイプの車です。荷室の長さが最大1910ミリ、幅が最大で1385ミリ、高さがハイルーフの場合1240ミリとなっています。
グレードによっては「5MT」、「5AGS」、「4AT」と3種類のトランスミッションから選択でき、燃費に関しては5AGSだとリッター19、4キロとかなりの低燃費設計になっています。※参照元:スズキエブリイ公式ページ
私の周りで乗っているドライバーが結構多いのですが、5AGSだと信号や右折時のスタートで置いて行かれることが多く、挙動に慣れるまで時間がかかると言っていました。
ただ積載スペースや燃費に関してはかなり良いという意見が多いので、経済的かつ色々な案件に使える1台だと思います。
・ダイハツハイゼットタイプ(スバルサンバー、トヨタピクシスも同型)
私が今実際に乗っている車です。荷室長が最大1860ミリ、幅が最大で1375ミリ、高さがハイルーフだと1235ミリと荷室のサイズはエブリイよりやや劣りますが、運転席上のオーバーヘッドシェルフや助手席側のトレイなど小物を置ける収納スペースがとても多いので使い勝手がとてもいいです。
燃費も最高でリッター18.8キロとエブリーには劣りますが、アイドリングストップ機能が付いているので燃料消費をいくらか抑えることが可能です。※参照元:ダイハツハイゼットカーゴ公式サイト
私はMT車に乗っていますが、街乗りメインでは無く高速に乗ったり郊外を走ったりと色んな条件をこなしながらの実燃費が「リッター約15キロ」です。
発進時に非力さを感じることはありませんが、実際に運転していると3速と4速のギア比が少し大きいと感じます。ただ故障が少ないですし、それ以外の挙動に関しても概ね満足です。
アイドリングストップに関しては軽貨物で使うのを考えると個人的にはあまり使わない機能かなとも思います。
私はアイドリングストップキャンセラーという物を使ってこの機能を外しているので、宅配とかでハイゼットを使っていて煩わしいと感じたらこれを付けることをお勧めします。
通常だとエンジンをかけるとアイドリングストップが機能した状態からスタートしますが、これを取り付ければエンジンをかけた時に機能していない状態からスタートする仕様に出来ます。
仮にアイドリングストップを使用したいと思った場合でも、ボタンを押せば機能するようになります。取り付けもカプラータイプなので簡単に装着できます。
基本どのグレードも積載は350キロまで大丈夫ですが、クルーズ系は荷室が若干狭くなっており、さらにクルーズターボのみ最大積載量は200キロとなっているので注意が必要です。
デラックスの5MTを2台乗り継ぎ、トータルで25万キロほど走っていますが、これと言った不具合は無くとてもタフな印象があるので、ガンガン乗りたい方にもお勧めできる1台だと思います。
・ホンダN-VANタイプ
エブリイやハイゼットとちょっと違ったタイプの軽バンで、荷室長助手席側で1510ミリ、荷室幅最大1390ミリ、高さがハイルーフで1365ミリと高さに特化したタイプの軽バンです。
助手席をフラットに出来る他、助手席側のセンターピラーが無いのでストレスなく荷物の積み込みが出来ます。
燃費に関しても軽バンクラストップレベルの最高、リッター23.8キロとかなりの低燃費車になっています。※参照元:ホンダN-VAN公式サイト
最大積載量は基本350キロですが、「+STYLE FUN」、「+STYLE COOL」の4WDのみ最大積載量が300キロになっているので注意が必要です。
新車だと一番安いグレードでもエブリイやハイゼットの最上位クラスの車と同じくらいの値段がするので、購入に少し覚悟と勇気がいるかもしれません。
実際に仲間のN-VANを少し運転させてもらいましたが、天井が高いのと視界の良さで車内は思っていたより広く感じましたし、引っ越し作業で冷蔵庫をストレスなく縦積み出来たのも少し感動しました。
新車か中古か
これに関しては人それぞれ意見があると思うので、これが合ってるとか間違ってるとかは無いと思います。ただ個人的には開業当初の出費を抑える意味でも最初は値段が手頃な中古車からのスタートがいいかなと思います。
まずは案件をしっかりこなしながら次の作戦を考えましょう。その後経費を抑えるために中古車を乗り継いでもいいですし、新車にシフトチェンジしてもいいと思います。
また買うのはちょっと・・・と考えている方には以前「リースか購入か」という記事を書いているのでそちらも参考にして頂ければ幸いです。
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リースか購入か
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案件でも車の選び方が変わる
宅配などの個人情報を扱う案件の場合は施錠出来るという防犯面から「軽バンタイプ」での配送が好ましいと思いますが、スポットや引っ越しをメインに考えている場合は「軽トラタイプ」での稼働だとかなり力を発揮します。
軽バンタイプには載せられないの高さの荷物載せられますし、フォークリフトでパレット積みも出来ます。
これは高さが決まっている軽バンタイプでは出来ないことなので、もしスポットや引っ越しをメインに考えている場合は軽トラックでの稼働は違いを生み出せる強みになります。
その他にも荷室の温度調整が可能で、食品配送に特化した「冷蔵車」や「冷凍車」もあります。
こちらのタイプも軽バンと比べると若干積載能力は劣りますが、食品だけでは無く通常の荷物を運べるので、食品配送以外の仕事は出来ないと考える必要はありません。
このように案件によって色々な考え方が出来るので、自分が稼働しようとしている案件をメインに考えた車選びをするようにしましょう。
レンタカーを借りて試すのも1つの手段
ただやはり実際文章や写真だけ見ても分からないことが多いと思うので、レンタカー等で気になっている車を借りて、ドライブがてら実際に運転して乗り心地や感触を確かめてみるのもいいと思います。
新車でも中古でも長く乗る車になるので、相棒選びに妥協しないようにしっかり納得した上で決めましょう。
まとめ
この記事についてまとめてみました。
・基本は軽貨物車で考える
・自分の案件に合う車を優先して車を選ぶ
・気になる車には乗ってみる
現在発売されている軽バンタイプ3種類についてや、案件によって使える車など簡単ではありますが書いてみました。
とにかく私たち軽貨物ドライバーは車が無いと仕事をすることが出来ません。乗りたい車を決めて、その車を実際に試してみて最終的に自分が納得した1台を見つけてストレス無く案件をこなしていきましょう。
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