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組み合わせを考える~夜間ルート配送~

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ブログをご覧いただきありがとうございます。y.a(@atomrise60)と申します。

 

軽貨物で独立して11年目、色々な仕事を組み合わせて自由気ままに生きているフリーランス軽貨物ドライバーです。

 

以前にもし色々な案件を組み合わせた働き方を考えているならピーク時間を外した定期案件をという考えを書きましたが、今回はそのピーク時間を外した案件で夜中に稼働する「夜間ルート配送」というものがあります。

 

実際に私がメインで稼働していた案件でもありますし、もし私が案件を組み合わせる場合にどの案件を軸に入れたらいいか聞かれたら、間違いなく第一候補に選ぶ時間帯の定期案件です

 

今回はその夜間ルート配送についてどんなものなのか、実際に稼働して感じたメリットや注意点を含め考えていきたいと思います。是非最後までご覧ください。

 

この記事で分かること

案件の特徴

メリット、デメリット

夜間ルート配送と別案件の組み方

 

 

夜間ルート配送の案件の特徴

軽貨物事業では一つの案件に従事してその案件を極めたり、スポット案件のみで生計を立てたり、様々な案件を組み合わせて稼働したりと色々な働き方が出来ますが、もし組み合わせる案件での稼働を考えている場合、夜中に稼働出来る案件はかなり相性のいいものになります。

 

特徴としては、夜中に走るということで交通量が少なく渋滞で生じる疲労やストレスを感じにくいということと、終わり時間によっては案件が比較的出やすい午前中にしっかり時間を取れるということが大きな特徴です。

 

あまり頻繁に出ることのない案件ではありますが、日中のルート配送より単価が高いことが多く、この案件を軸に他の案件の組み合わせを考えている場合、終わる時間が早ければ早いほど日中に出る案件への影響が少ないため、上手く次の案件に繋ぐことが出来ます。

 

短時間での場合、案件の前後に定期案件をもう1本組み合わせてもいいですし、スポットやチャーターを組み合わせるとしても1番出る午前中の時間帯にもしっかり対応出来ます。長時間の夜間配送だと1本でも十分な収益になる場合が多いので、夜間配送は結構狙い目の案件になります。

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夜間ルート配送のメリット、デメリット

次に実際に私が夜間ルート配送で稼働していた時に感じたメリット、デメリットを考えます。特にデメリットはかなり注意して読んで下さい。

メリット

・案件を組みやすい

もし夜間ルート配送にプラスしてスポット案件を取り入れようと考えている場合、やはりスポットは午後よりは午前中の方が出やすいので、終わり時間が早ければ早いほど次につながる案件を取りやすくなります。ある程度毎月の売上を計算して働きたい場合は、前後にもう1本短めの定期を入れて稼働することも可能です。

 

私が夜間の定期配送で稼働していた時は、スタートが大体午前0時、終わり時間が大体朝の8時半頃だったので、その後にある程度時間に余裕のあるチャーターを入れればどちらの業務にも支障をきたすことなくこなすことが出来ました。

 

また夜間の定期配送の稼働前に案件を付けることができれば、配送後の朝に時間が取れるので、例えば子供の送迎など家族のために時間を使ったり、別事業に取り組んだりと自分が思う生活スタイルにかなり寄せた働き方が可能です

 

・渋滞のストレスが無い

稼働時間が夜中なので、交通量が少なく幹線道路を走っていても渋滞による疲労やストレスがありませんし、日中走るより燃費もかなり良くなります。

 

最初は夜中の稼働に慣れるまで少し大変かもしれませんが、生活リズムが慣れてくれば運転の疲労度も格段に少なくなります。

・不在納品が多い

夜中の納品ということで、店舗納品の場合はお店に誰もいないので不在納品が基本になります。

 

忙しい調理場や人で溢れた店内を縫って納品ということはほぼ無いので、ストレスを感じることなく納品出来ます

 

ただ納品時は店内が真っ暗なので、横着してそのまま納品せず、必ず電気を付けてから納品をするようにしましょう。(慣れてくると結構やりがちですが、店舗の備品や品物を破損する恐れがあるのでやめましょう。)



デメリット

・生活リズムに合う合わないの差が激しい

1日2日だけ夜中の配送をやるとなれば多少の無理で何とか対応できますが、定期案件となるとしっかりその案件に合わせた生活リズムを作らないと間違いなく体を壊してしまいます

 

夜型の生活が合う人は問題なく対応出来ますが、合わない人はいくら寝ても眠気が取れなかったり、集荷時間に起きられず遅刻したり、寝ても全く疲労が取れないなど合わない人にはとことん合わないのが夜中の定期案件になります。

 

もし夜中の定期案件を考えている場合はしっかりその生活リズムに対応出来るのかなどの見極めが必要になります。

 

・トラブル時の対処が難しい

例えば配送途中の車両トラブルや品物の破損などのトラブルが起きた場合、日中に比べて対応出来る人数がかなり少ないため、対応やフォローのスピードがかなり落ちてしまいます。

 

小さい会社だとフォローする側もやはり案件の多い日中メインで動いているので、夜中の案件だと睡眠中で電話が通じなかったり、すぐに動けなかったりということも考えられます。

 

私自身以前稼働していた案件では、納品する店舗の鍵が勝手に新しいものに変わってて開かなかったというトラブルが数回ありましたが、委託会社の人にまともに繋がったことが一度もありませんでした。(大抵折り返しは朝になってから)どんなトラブルが起こるか分からないので、稼働前に必ず何か起きた際の対応を話し合っておきましょう

・鍵やセキュリティーの管理

夜間配送だと不在納品となるケースが多いので、鍵やセキュリティーは全て自己責任で管理しなければいけません

 

稼働していく上で多いのが施錠忘れセキュリティーの解除忘れで、特に警備関係は警報を解除しないまま行ってしまうと泥棒が入ったと勘違いされ、後々大きな問題になってしまうので本当に注意しましょう。(以前稼働していた案件のドライバーがこれをやってしまい大問題に発展しました)

 

セキュリティーを解除せずに店舗に入った場合の対処法は、出入口付近にある警備会社のシステムパネルに管轄の警備会社の電話番号が載っているので、そちらに電話を掛けてシステムパネルに記載されている番号と店舗名を相手に伝えて警備のエラーを元に戻してもらいましょう

 

恐らくどこの警備会社も対処法は同じような感じだと思うのですが、もしかしたら警備会社によっては若干違ってくるかも知れないので、対応の仕方については初回稼働時に確認しておくようにしましょう。

・事故を起こした場合大きい事故になりやすい

夜中で道が空いていることもあり、どの車も結構スピードを出して運転しています。

 

急いでいるときなんかは信号が変わりそうでもギリギリで突っ込んで行ってしまうこともあるかもしれませんが、相手も来ないものだと思って運転しているので見切り発車で交差点に入ってくるかもしれません。

 

ぶつかったら本当に大惨事になるので、交通量の少ない時間帯とはいえ日中の案件と同じかそれ以上に気を付けて運転するようにしましょう

夜間ルート配送で特に気を付けるべきこと

私が夜間ルート配送で稼働をしている時にいつも以上に気を付けていることが、誤配(テレコ)セキュリティー管理交通事故です。

 

夜中の案件の場合、道が空いているからか結構距離を走る案件も多いので、もし誤配やテレコをしてしまった場合は戻る時間も含めかなりの時間ロスになってしまいますし、日中と比べて辺りが暗いため、商品に貼られているラベルや店名などはライトを付けて何度も注意して確認をしています。

 

また病院や商業施設など、納品先によっては納品時間が決まっている場合もあります。その場合は一つのミスで納品時間に間に合わなくなる可能性も考えられます。朝に近付けば近付くほど道路も混んできますので、納品時の検品は絶対に怠らないようにしましょう。(どの案件でもそうですが、積み込み時荷物を車から降ろす時納品の時と最低3回はチェックをするようにしましょう)

 

時間のロスに関してはセキュリティー管理も同じで、ちょっとした油断でセキュリティー解除を忘れて、その対応をするのに10分前後時間をロスすることになるので注意しましょう。納品時間が朝の通勤時間帯にかかってしまう場合、10分のロスで道路状況はだいぶ変わってきます。

 

あとは交通事故です。何度も言いますが、夜中の事故は取り返しのつかないレベルの大きい事故になりやすいです。夜間の配送に慣れるまでは眠気との戦いになります。

 

自分や残された家族のためにも周りの車に流されず、運転には細心の注意をして稼働しましょう

 

案件の組み合わせの例

組み合わせて働く場合、稼働の開始時間や終了時間に合わせて案件を前後どちらにつけるかが変わってきます。

 

私の場合は開始が0時、終わりが8時の案件だったので、夜間ルート配送終了前の稼働では無く、終了後の午前から午後にかけて主に「スポット」と「Amazon Hubデリバリーパートナープログラム」をメインに組み合わせていました。

 

その他に組み合わせを考える場合、もし夜間のルート配送前に案件を付けるのであれば、「夜配のある宅配案件」や「フードデリバリー」等、後ろに付けるのであれば、私と同じように「スポット」や「Amazon Hubデリバリーパートナープログラム」のような短時間でサッと配れるような案件であったり、「午前中で終わる短い時間の定期案件」など睡眠時間をしっかり確保するために午前中に照準を絞ったとしても様々な案件を組み合わせることが可能です。

 

ただ一つ注意してほしいのが、あくまでも夜間配送がメインなので、その生活スタイルに合わせた案件を組んでいきましょう。

 

まとめ

この記事についてまとめてみました。

組み合わせるにはかなり相性がいい

配送自体のストレスはかなり少ない

気を付けるべきことに本当に注意する

組み合わせる働き方において売上を少しでも上げようと考えた場合、かなり計算出来る案件になる夜間の定期配送。この時間帯の定期案件が出ることは結構まれですが、もし自分の所に話がきたら試してみる価値はあると思います。

 

私も前回の夜中の定期案件が終わった後からずっと夜中の定期案件を探していて、ようやく見つけることが出来た案件ですので、現在夜中の配送を探している皆様も諦めずに探し続ければいい案件に巡り合うことが出来ます。

 

評価
売上(時間給で計算)
経費
キツさ
案件の有無
組み合わせ

が少ない、が多いで記載しています。

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