ブログをご覧いただきありがとうございます。y.a(@atomrise60)と申します。
軽貨物事業で独立して11年目、色々な仕事を組み合わせて自由気ままに生きているフリーランス軽貨物ドライバーです。
軽貨物事業での働き方と言われればどんな働き方を想像しますか?売上を安定させるために宅配や企業配など定期の案件で稼働したり、高単価の案件を狙ってひたすらチャーターで稼働したりなど色々な働き方を想像すると思います。
その中で定期案件と言われると最初に感じることは、やはり日中の時間を拘束されるという所ではないでしょうか。
日中の時間を拘束されてしまうと用事や趣味の時間などを取り辛いと感じるかもしれませんし、それなら休めばいいと思い、いざ休んでしまうとその分売上も減ってしまうので本当に悩ましい所だと思います。まあ仕事だからしょうがないと言われればそれまでですが・・・。
しかし定期案件を持っていても、上手く案件を組み合わせることによって売上をキープしながら自分の趣味の時間や家族との時間をしっかり確保したり、働く時には働いて休む時にはしっかり休むといったメリハリのある働き方も可能です。
そこで今回は私が実際に稼働した例を挙げながらこんな働き方もあるということを考えていきます。是非最後までご覧ください。
この記事で分かること
・定期+αの考え方
・どの時間の定期に重きを置くか
・理想の働き方を見つける方法
目次
定期案件+αとはどんな稼働スタイルか
私のX(旧Twitter)を見て下さっている方は私が普段どんな働き方をしているかご存じの方もいらっしゃると思います。
X以外でも当ブログ内の色々な記事で触れていますが、私の稼働方法は基本的には「日中の時間を外した定期案件+α」で稼働していくスタイルです。
この稼働スタイルで3人の子育てや子供の学校の行事に参加しながら売上もしっかり作り家族を養っています。
軽貨物での稼働を開始してから約10年、定期オンリーやスポットのみの稼働など色々な働き方を試して来ましたが、時間を最優先したい私にはこの「定期案件+α」のスタイルが一番合っているのかなと感じます。
このスタイルのメリットとしては、時間が欲しい時にそこまで売上を落とさずに対応出来るというところです。
幼稚園、小学校の行事や子供の病院などは日中が中心となります。そこで日中の時間を外した定期を組めば家族との時間を取りつつそこまで売上を落とさずに対応することが出来ます。
また、スポット案件が出やすい午前中の時間帯をしっかり空けてあるため、定期終了からの流れで別案件にも移行しやすく、上手くスポットやチャーターを拾えれば昼前までの稼働でもそこそこの売上になりますし、逆に拾えなくても定期分の売上は確保しているので外に出てるのに0円で終了ということはありません。
デメリットとしてはロングが好きな方はロング案件への対応が少し難しくなるという所です。やはり定期案件を組んでいる以上定期案件に合わせて他の予定を組まなければならないため、次の日に定期案件が入っている場合は睡眠時間等も考慮しながらの稼働になります。
ただこの場合はあくまで次の日に予定が入っている場合の話で、ミドルくらいの案件であれば次の日に定期案件が入っていてもそこまで気にせず稼働することが出来ます。
私が感じるデメリットはこのくらいで、メリットの部分と比較すると私にはメリットの方が遥かに多いのでこの働き方で稼働しています。
以前夜間定期案件について記事を書いているのでそちらも是非ご覧ください。
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どうやってこの働き方に辿り着いたのか
開業当初からこの組み合わせた働き方に目を付けていたわけでは無く、たまたま訪れたきっかけでこういう働き方は出来るのではないかと思い始めるようになりました。
きっかけは約8年前の長男の誕生です。子育ては妻一人では絶対キツいと言うのは長女の経験から分かっていたので、長男が産まれるまでに子育てのフォローが出来る働き方についてどうしようか考えていて、その中でどう稼働したらそこまで売上を落とさずフォロー出来るのかを考えて辿り着いたのが日中に時間を作れる夜中の時間帯に稼働するというものでした。
当時所属していた委託会社に夜中の案件が無ければ他を探すと言っていた所、リミットの1か月前にたまたま夜中定期の話が入ってきて稼働したところ、結果としては「イメージしていた以上の手応え」があり、夜中に稼働して帰ってから長女の幼稚園の送り迎えや親子遠足などのイベントに参加したり、それと並行して長男の子育てを妻と協力して無理なく行うことが出来ました。
その後夜中定期は無くなってしまったのですが、同時進行していた直請けの仕事が早朝の定期を始めるというタイミングで上手く潜り込めたり、早朝定期が終了してしまってからは、現在稼働している夜中定期の話が来たりとそこまで長い期間空くことなくいいタイミングで定期案件が繋がっています。
今回の夜中定期では、話が入った時にまず最初に自社の委託ドライバーではなく、なぜか協力会社の関係である私に電話をくれました。
一つ考えられる理由としては、私は常日頃から夜中の定期が欲しいと周りに言い続けていて、それを聞いていた担当者が「そういえばy.aが夜中の案件をやりたいって言ってたな」と思ったからまず最初に私に案件の打診してくれたんじゃないかなと思います。
もちろんそれだけじゃなく日ごろの信頼関係なども重要になりますが、自分が理想とする働き方を掴むために大事なのは、自分がこうしたいと思う働き方、やってみたい働き方を常に周りに発信しておくことだなと思います。
定期案件+αの稼働例
文章のみで伝えてもイメージが湧きづらいかもしれません。そこで今まで私が実際に経験した組み合わせの例や稼働時間を記載していきます。
・夜中定期+朝定期+引っ越し、スポット、チャーター
最初にやっていた組み合わせで、「定期+定期+スポット、チャーター」です。
子育てがある程度落ち着いたタイミングで直請けの朝定期の話が入ってきたので、夜中定期の後に組み合わせてこの流れで約1年ほど稼働していました。
午後はまちまちでしたが、仲間から引っ越しの依頼や直請けのスポットやチャーターの仕事が度々入ってきたので1日中稼働している感じでした。
夜中定期に関しては365日の案件で休みを取らなかったので、この期間が恐らく人生で一番稼働した期間だと思います。
夜中定期・・・2時~8時
朝定期・・・8時半~12時半
・早朝定期+ネットスーパー
最初の夜中定期が終了し、その直後にスタートした早朝定期を組み合わせた「定期+定期」の組み合わせです。
早朝3時間位稼働した後にネットスーパーの配送で稼働する働き方で、ネットスーパーのスタートが昼前と遅く、早朝定期の終了とネットスーパーの着車時間の案件の間に2~3時間ほど空きがあったので、間の空き時間はフードデリバリーで稼働していました。
またネットスーパーの案件を組んだ理由は土日より平日の方が休みが取りやすいからです。なので早朝定期のみ稼働して日中は他の用事やプライベートの時間に使うことも可能です。
ガソリンもそこまで使わず売上もある程度計算出来たので、チャーターが安定して取れないと感じる方、定期案件がそこまで苦にならない方にはおすすめの組み合わせです。
ネットスーパーがどんな案件かイメージが湧かない方は、以前私が実際にネットスーパーで稼働して感じたことを記事にしているので、気になる方は是非ご覧ください。
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組み合わせを考える ~ネットスーパー編~
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早朝定期・・・5時~8時
ネットスーパー・・・11時~21時
・夜中定期+スポット、チャーター
これが今の私の働き方で、売上や疲労度などトータルで考えると恐らく一番バランスが取れているのがこの「定期+スポット、チャーター」の働き方になるかなと思います。
定期にガチガチに縛られるのは今の自分のスタイルには合わないので、定期である程度計算出来る売上を確保しつつ働くときは働いて休むときは夜中定期のみでしっかり休むというメリハリのある働き方になります。
以上、定期+αの働き方では主に上記の3パターンで稼働していました。上記の例を見て頂ければ分かると思いますが、私の稼働スタイルは全て「案件が少ない時間帯の定期」を軸にしてそこから「+α」で案件を組み合わせています。
その稼働スタイルによって案件の薄い時間帯と良く出る時間帯の案件を組み合わせて安定して売上を作ることが出来るようになります。
夜中定期→0時~8時
日中の時間を外した定期を組む際の注意ポイント
日中の時間を外した定期案件にも注意ポイントがいくつかあります。
注意ポイント
- 終了時間
- 生活リズム
- スケジューリング
・終了時間
まず1点目の注意ポイントは「終了時間」です。これは特に夜中定期を軸にして案件を組もうと考えている場合に注意が必要です。
稼働例に実際に私が稼働した定期案件の稼働時間を記載していますが、この記事で触れている「夜中定期」や「早朝定期」はあくまで朝一でしっかり終わることが出来る案件についての説明で、例えば夜中2時3時スタートで終了がお昼ごろになってしまう場合は夜中定期を組む旨みが減ってしまう恐れがあります。
・生活リズム
2点目の注意ポイントは「生活リズムの安定」です。日中の稼働がメインでは無いため、生活リズムがきっちり定期案件の仕様になるまでは無理をせず、まずは定期の仕事にしっかり体を慣らしてから+αを狙っていくようにしましょう。
多少のリズムのズレであれば1日2日であれば無理が効きますが、やはり定期案件となると無理は禁物です。
売上を求めすぎた挙句寝坊やつまらないミスをしてしまい信頼を失ってしまうことになるかもしれませんし、最悪の場合居眠り運転での交通事故なども考えられます。
・スケジューリング
3点目の注意ポイントは「スケジューリング」です。定期案件の場合大まかな始まりと終わりの時間が決まっていることが多いため、その時間に向けてしっかり予定を調整しなければいけません。
そのため別案件や自分の予定を入れるのであればしっかり時間の把握を行い無理のないスケジュール調整をしないといけません。
これを怠るとどこかで気持ちに焦りが出たり無理をしたりして、信頼を失う事象を起こしてしまったり大きな事故やトラブルに繋がる可能性が高くなってしまいます。
自分に合った稼働方法を模索する
軽貨物事業で稼働する全ての人に「定期案件+α」の働き方が合うのかと言われれば私はそうではないと思います。
目が悪くなり夜中の配送に不安を持つ方もいらっしゃいますし、早起きが苦手な方もいらっしゃいます。また毎日同じコース、毎日違う場所への配送がいいなと感じる方もいらっしゃいます。
そしたら結局どんな稼働スタイルが正解なのかとなりますが、答えは「自分に合う稼働スタイル」ということになります。
どんな働き方でもストレスを溜めて嫌になってしまったら本末転倒なので、1つのパターンを試して軽貨物の仕事は合わないと諦めるのではなく、日々自分の性格に合いそうな働き方や案件を模索して自分に合った稼働方法を探してみましょう。
この記事のまとめ
この記事についてまとめてみました。
・自分の都合を優先にすることが可能
・夜中の案件は組み合わせと相性がいい
・自分に合う働き方を考えて試してみる
今回は私の稼働例でお伝えしましたが、これはあくまで働き方の一例であってこういう働き方もありますよというヒントでしかありません。
気になるものにはバンバンチャレンジして早めに自分に合う稼働スタイルを見つけ、軽貨物事業を天職だと思えるものにして頂けたらと思います。