ブログをご覧いただきありがとうございます。y.a(@atomrise60)と申します。
軽貨物で独立して8年目、過去にネットスーパーの配送で4年、365日稼働の夜間ルート配送で年間360日稼働で2年稼働していました。
今は妻と子供2人を養いながら色々な仕事を組み合わせて自由気ままに生きているフリーランス軽貨物ドライバーです。
突然ですが、貴方が独立を考える理由は何ですか?
「今よりも稼ぎたいから」
「年功序列に納得いかないから」
「どうしてもやりたいことがあるから」
「単純に時間が欲しいから」
ちなみにこれは私が独立したかった理由です。きっと貴方にも何かしら理由があると思います。
軽貨物事業のことになりますが、実際独立して身をもって感じたことや、稼ぐためにやるべきことを自分なりに考えてみました。他の事業で独立しようと考えている方も是非ご覧頂ければと思います。
このブログで分かること
・開業するにあたっての心構え
・必要な要素
・注意点
最初はとにかくキツイ
いざ独立開業してさあ会社員時代より稼いでやろうと思う一方で、最初は仕事の勝手が分からず独立前に予想してたほど売上が付いてこないケースが多々あると思います。私もまさにその内の一人でした。
今でこそ直請けのお客様を獲得して軽貨物事業で色々組み合わせて自由気ままに生活していますが、開業した当初はなかなか悲惨でした。
ある委託会社に所属して軽貨物事業のスタートを切ったのですが、最初の月はスタートが月の半ばだったので、稼働したのが12日ほどだったのですが、売上で約15万、車両のリース代や委託手数料などが引かれて振込額が8万ちょっとだったので、まあバイトの方が正直稼げるくらいの売上ですね。
研修期間の売上金額の見立てが甘かったのが原因ですが、もっと稼げると思っていたのでかなりの衝撃でした。
さらにここからガソリンや保険等の経費や生活費が引かれるわけです。もう計算しないでも結果は分かりますよね。
最初の半年位はここまで酷くはなかったですが、低空飛行が続き、自分一人ならまだしも養う家族もいたので、稼げなかった期間っていうのは本当地獄の様な日々でした。寛容な妻の理解が無ければ恐らく最初の半年も続ける事が出来なかったと思います。
これはあくまで一例ですが、恐らくどの職業でもこんな状況があると思います。最初からいきなり生活出来るレベルの収入を得るっていうのは結構難しいかもしれないので覚悟して臨むようにしてください。
これは自分の経験から言える事ですが、もしこれから個人事業主としてやっていこうと考えているのであれば、最低でも半年分売上が無くても大丈夫な金額(生活費)を準備しておくといくらか気持ちに余裕を持ってチャレンジ出来ます。
ただ、この半年分の生活費っていうのはあくまでも「保険」と言う意味合いで、理想は全部使い切る前に仕事をしっかり軌道に乗せることです。
・必要不可欠なもの
独立して生活が出来るレベルに行くまでにいくつか必要になる物があります。私が必要だと感じるものは下記の4点です。
これは軽貨物事業だけでは無く、他の事業でも同じだと思います。
1:体力
まず個人事業主は「健康体」でなければ務まりません。
会社員の場合は体調不良で休むってなったら「有給」がありますが、自営業にはもちろんそんなものはありません。休む=無収入です。軽貨物事業だとスポットで案件が決まっていなければ休むだけでOKですが、定期案件を抱えている場合は代走を探さないといけません。
あとは会社の人やクライアントから信頼を勝ち取るために、もしかしたら最初の内は寝ずに突っ走ることもあったりするかもしれません。なので普段から体調管理は徹底して行う必要があります。
特に開業したての頃や新しい案件に着手したばかりの頃は案件に対するペース配分がまだ分からなかったり、気疲れだったりと比較的体調を崩しやすいので注意が必要です。
2:学習意欲
軽貨物事業の場合、運転さえ出来れば簡単に稼げるじゃんみたいなイメージだと思いますが、実際の所参入してすぐに誰でも簡単に稼げるほど甘い世界では無いです。しっかり身をもって体験させて頂きました。
周りの稼げている人を見ればわかると思いますが、ダメだった所を見直して改善してしっかりと次に生かしています。学ぶこと、成長することに対しとても貪欲です。
出来ないから諦めるのではなく、一旦考えてあがいてみましょう。出来るためのヒントが見つかるかもしれません。
3:信頼関係
相手との信頼関係は非常に重要です。数字なり結果なりで自分の仕事ぶりをしっかりアピールしないとなかなかいい案件にはたどり着けません。
契約しました、いい仕事を下さいではもちろんいい仕事なんて回ってきません。まずは自分のことを知ってもらうためにどんな仕事でもしっかり確実にこなして相手に認められる必要があります。
最初は売上が立たず自分の考えてた理想とは少し違った結果になるかもしれません。ただどんな小さいことでもしっかり結果を出せばどんどん信頼関係が強くなります。この信頼関係が後に案件の紹介だったり別のお客さんを紹介してくれたりと色んな人へ繋がってきます。
「この仕事は是非貴方にお願いしたい」と相手に言われるのが個人事業主として最高に嬉しい言葉だと思います。
4:覚悟
この世界で独立して生活していこうと考えているなら何があっても折れない揺るぎない覚悟が必要です。最初は分からないことが多く、生活出来るレベルまで稼ぐのはちょっと厳しいかもしれませんが、最終的には稼ぎが無ければ生活出来ません。
自分一人ならまだしも、やるべきことや守るべきものがあるなら尚更「収入」という結果を求めなければいけません。
私自身今年のコロナ禍での案件の減少を受けて、改めて事業収入だけで生活していく難しさに気付かされました。ただそのおかげで色んな事にチャレンジをするチャンスが生まれたのも事実です。
独立するのであれば、何があってもしっかりそれに対応して生き抜いていく「覚悟」を持って臨みましょう。
・手を抜くことは簡単
1人での仕事の場合は特にそうですが、会社員時代と違い注意してくれる人が周りにはいないので、サボろうと思えばいくらでもサボれます。別に疲れたから後でやろうといって溜まっている仕事を後回しにしても誰も文句は言いません。
ただ、そのペースで本当に稼げるようになるかを考えないといけません。生半可な気持ちでは満足な売上を上げられずにドロップアウトしていきます。私の場合は軽貨物業界の話ですが、そんな人を今まで沢山見てきました。
誰もサボったり手を抜いているのを止めてくれない分、自制する為にその日やるべきことに関してはしっかり自分でルール決めをしましょう。
お勧めはざっくりでいいので朝起きてから寝るまでのその日1日の予定を紙に書いて見える所に貼ることです。紙に書くこと、そして見ることによってやる意識が芽生えます。
せっかく貯めた半年分の生活費を無駄にしない為にもある程度自分に厳しく生きていく必要があります。
・スキルアップに近道無し
どの業界にもずば抜けたセンスの持ち主がいて、ちょっとやればガッツリ稼いでくるって人も中には存在すると思いますが、もちろんそんな人は稀で、個人的にはスキルアップに楽な道というか近道は無いと思っています。
地道な作業ですが、ひたすら数をこなして振り返ってチャレンジしてっていうのが恐らく最短のスキルアップの道だと思います。
すぐには結果が出ないことが大半ですが、どんなことでも手を抜かず地道にコツコツ続けてみましょう。今はそれが生きなくても、そのちょっとずつの繰り返しが必ず自分の財産になります。
・最後に
せっかく独立してやってみようと決意をして飛び込んだ世界です。最初は結果がなかなか出ずにキツイこともあると思いますが、ある程度軌道に乗ってくれば売上に対する不安やストレスはかなり減り、自分の時間、家族との時間がしっかり持てるようになります。時間があることによって何か別のことにチャレンジする意欲もわいてきます。
自分の目指している物、理想をしっかりイメージして日々取り組んでいきましょう。
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