ブログをご覧いただきありがとうございます。y.a(@atomrise60)と申します。
軽貨物で独立して8年目、色々な仕事を組み合わせて自由気ままに生きているフリーランス軽貨物ドライバーです。
日本全国を拠点に、あらゆる場所に溢れた荷物や緊急の荷物を届ける「スポット便」。配送終了後は時間があればご当地グルメや観光地を巡ったり、温泉に入って疲れを取ったりアグレッシブに帰り荷を探したりと色々と楽しみが一杯な案件です。
そんな魅力が詰まったスポット便について考えて行きたいと思います。
このブログで分かること
・スポット便の魅力
・メリット、デメリット
・車の問題
・組み合わせにはどうか
目次
スポット便について
たまたま荷量や受注件数が多く自社便だと対応しきれない場合や、急ぎの荷物が発生して自分達では手に負えない時など、その便限りの仕事を請け負うのがスポット便と言われるものです。
緊急便なんかは特に小さい荷姿だったり少数の荷物なので楽な配送に見えるかもしれませんが、その品物が無かったら作業が進まなかったり、今日中に取引先の所へ届けないと契約が破談してしまうようなとても大事な荷物を預かり、それを安全に確実にそしてきっちり時間内にお客様の代わりに届けなければいけないので、思っている以上に責任重大です。
なのでお客様との信頼関係が物凄い大事な案件ですし、責任感が無い人や仕事を甘く考えている人には務まらない案件だと思います。
まず最初にどこか委託の会社に所属して専属でスポット便をやってみようと考えた場合、最初から割のいい仕事は取れないと思っていて下さい。信頼関係が無いドライバーにいきなりいい仕事は回ってきません。
なので最初は案件を選ばず、自分の経験の為、そして相手に自分を知ってもらう為だと思ってどんな仕事でもコツコツと着実にこなして行きましょう。
そこでしっかり経験を積んで信頼関係を築くことが出来れば指名を受けて仕事をさせてもらうことも可能な案件だと思います。
メリットとデメリット
スポット便についてのメリットとデメリットを考えてみたいと思います。
メリット
・1本辺りの単価が高い
緊急便なんかだといつもより高額な運賃でも一早く届けて欲しいという荷主様が多く、時給換算すると普通の案件より単価が高めです。
距離の短い案件でも1日に数本組み合わせて稼働すればそこそこの売上になります。
・高額案件もある
スポット便は距離を走れば走るほどそれに比例して運賃が上がっていきます。
委託会社によっては長距離案件に強い会社もあったりして、超ロング案件だと1本10万円を超えるような単価の案件も出たり、納品した品物の交換とかだと往復便になり、片道の運賃にプラスアルファして運賃が乗ったりと、1本走るだけで結構いい売上になるような案件が出ることがあります。
・景色が毎日変わる
個人的にはスポットの一番の醍醐味はこれだと思います。ルート便や宅配とは違い、毎日景色が変わるため常に新鮮な気持ちで案件に臨めます。
また納品が終わって予定が無かったら観光地に足を運んでみたり、ご当地グルメや温泉なんかでリフレッシュするのもいいでしょう。フードデリバリーも可動範囲が全国的に広がってきているので、見知らぬ土地で稼働してちょっとしたお小遣い稼ぎということも可能です。
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デメリット
・売上の変動が激しい
スポットのメリットでありデメリットの部分だと思いますが、稼げる時は物凄い稼げるのですが、仕事が薄い時は本当に薄いのでその部分は少し注意が必要です。
基本頼まれたらすぐに行くのがスポット便なので、スポット1本でやっていこうと考えている場合は暇な時でもなかなか定期の仕事や別案件は入れづらいかもしれません。
・他の案件より経費がかかることも
他の案件と比べて距離を走るので、ガソリン代や整備費用が他の案件よりかかります。また途中で車両トラブルがあった場合は大変なことになるので、車両のメンテナンスや消耗品の交換などにもかなり気を使わないといけないです。
特に長距離を走る場合、途中でトラブルがあってもフォローが出来なくなってしまうので、メンテナンスにはかなり気を使うようにしましょう。
どうしてもガソリンなどの経費が気になる場合はガソリンカードを作って少しでも経費を浮かせるのも作戦の一つです。カードに対応してる整備工場なら整備費用の支払いにも使えますし、カードの種類によっては1年に1度でも使えば年会費が掛からないので個人的には持っていて損は無いと思います。
ミスしたら終わり
物によってはそのお客様に納品する為だけに作られた一点物で、破損したら終了な品物も多々あります。
いつどんな荷姿の荷物が来てどんな場所に納品するにしても、安全確実に配達出来るように道具の準備(荷締めベルト、布団、ヘルメットや安全靴等)はしっかりしておきましょう。
どんなタイプの車がいいか
基本どのタイプの車でもやれないことは無いですが、より沢山の案件を取ると考えた場合「幌車タイプやパネル幌タイプ」を用意した方が案件の幅がかなり広がります。
理由としては3つ
理由
・荷物がバンタイプより積める
・軽バンより高さを気にしないでいい
・フォークリフトでパレット積み出来る
特に軽バンより高さを気にしなくていいのとパレット積み出来るのは軽トラタイプの専売特許なので、スポットを専属で考えている場合は軽トラタイプの車を持っていることはかなりの強みになります。
また中古のAT車を検討しているのであれば、スポット案件は高速道路を使う機会が多いので、出来れば3速ATよりは4速ATの方がストレスなく配送出来るかと思います。
組み合わせにはどうか
上にも少し書きましたが、基本依頼が来たらすぐ動けるのがスポット便のいい所なので、例えば長距離狙いの場合は定期案件なんかと組み合わせて動くとなると少々難しいかもしれません。
ただ短距離のスポットを組み合わせたり、午前を定期、午後はフリーで依頼が来たら走るなどメリハリをつけた働き方であれば組み合わせに向きます。
特に委託会社での稼働の場合、どういう働き方でどういう案件を求めているのかを意思表示して、出来るだけ案件を取りこぼさないようにしましょう。
まとめ
この記事についてまとめてみました。
・売上の波が結構激しい
・高額案件もある
・車のメンテナンスが本当に重要
誰でも出来る楽そうな案件に見えて、実はミスが許されない責任重大な案件がこのスポット便の本質ではないかと思います。
スポット一本での稼働の場合、基本案件が入るまでの待機が結構な時間を占めることになったり、毎回違う場所に行くので人によっては向き不向きがあると思いますが、独立した時の経験と考えればやっておいて絶対に損は無い案件だと思います。
色んな荷姿や積載量、そして納品先を経験して軽貨物ドライバーとしての経験値をしっかり蓄えて行って頂ければと思います。
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