ブログをご覧いただきありがとうございます。y.a(@atomrise60)と申します。
軽貨物で独立して8年目、色々な仕事を組み合わせて自由気ままに生きているフリーランス軽貨物ドライバーです。
軽貨物配送におけるクレームの中で、接客を伴う案件で必ず上位に入るのが「タバコの臭い」関連だと思います。荷物を積んだまま車内でタバコを吸って荷物に臭いが移ったり、配送員自体がタバコ臭かったりなど、クレーム内容は様々です。
特に食品を扱うネットスーパーや個人宅を訪問する宅配系などはタバコのクレーム=クビになるほどシビアな所もあります。
ただ、中にはタバコを止めたいんだけどなかなか止めることが出来ない方もいると思います。
そこで今回は実際に私が禁煙に至った決意や、禁煙を決めた後の過ごし方を記事にしてみました。
軽貨物事業に従事している方に限らず、禁煙を考えている方の参考になればと思います。是非最後までご覧ください。
この記事で分かること
・タバコをどう考えるか
・禁煙するきっかけ
・禁煙中の過ごし方
目次
タバコについて考える
2020年10月1日タバコが40円~50円値上がりしまして、私の周りの喫煙者からは悲鳴にも似た何かが聞こえました。このブログを読んでいる方はいかがでしょうか。
タバコを吸わない人からすれば、別にいくらでも上げればいいんじゃないかと思うかもしれませんし、タバコを吸う人からするともう値上がりは勘弁してほしいと思っているかもしれません。
ここ最近は昔と比べて喫煙人口が減り、さらにタバコを吸わない人への受動喫煙の影響などが考えられ、タバコを吸うことに対しての「ルール」が昔よりもかなり厳しくなりました。
町や建物内の喫煙所の数は減り、自治体によっては歩きタバコをしてるのが見つかったら罰金を取る所まであります。
軽貨物事業の世界でも同じで、現在では喫煙者には割と厳しい案件が多く、案件によっては喫煙者NGだったり、禁煙車を希望する案件もあったりと喫煙者に対しての風当たりも以前よりかなり強くなった印象を受けます。
それでもそんなのお構いなしに荷物を積んだ車内で平気でタバコを吸っているドライバーをよく見かけます。荷室や制服を見ればどの会社か、どの荷物を運んでいるか大体分かりますし、通行人も結構見ている物です。
そのドライバーがクビになるだけならいいのですが、関係ない他のドライバーまで同じように見られるので、ルールはしっかり守って運行して頂きたいです。
少し話がずれたのでここから本題に入りますが、タバコ値上がりの話題が出たりすると喫煙者のほとんどの方は1度は「禁煙」の二文字がちらつくと思います。
私も3年半前までは1日約1箱吸う喫煙者でしたが、私の場合は別に値上がりしても禁煙など全く考えたことは無く、むしろその分稼いでいつまでもタバコを吸い続けようと考えていたほど禁煙とは真逆の立ち位置にいました。
ではそんな禁煙も全く考えたことない人間が何を思って急にタバコを止めようと決意したのでしょうか。
決意してからの行動
私の場合本当にたまたまなんですが、ある時に吸った1本がとても不味かったというのがきっかけで、一度も考えたことが無かった禁煙を決意をすることになりました。
男に二言は無いと禁煙を決意したのはいいけど、禁煙したことが無いのでどうしようか・・・ネットで禁煙方法を調べても禁煙外来や禁煙補助薬の情報ばかりでなかなか自力で禁煙するって言う情報が少ない・・・
だったら自分なりに考えてやってみようということで、タバコを止めると決意してからの行動を書いてみます。
私なりに考えて、これなら嫌でも禁煙出来ると思い、まず最初に実行したのは下の4つの行動でした。
1:家や車にあったタバコや灰皿やライター類は全て処分
まずは身の回りのタバコや、灰皿やライターなどの喫煙具の処分です。これはタバコを止めるのに大事なことだと思ったのですぐに実行しました。
周りにタバコや喫煙具があると、ふとした時にまた吸ってしまうだろうし、吸えない環境を作ってしまえば嫌でも吸えないと思ったので、吸えない環境作りをまず最優先で行いました。
2:習慣を変える
タバコを吸う時間や周期には規則性があって、私の場合食後や何かをやり終えた後など一呼吸付くときに必ずタバコを吸っていました。
これをタバコを吸う時間と同じ4分位のYoutubeの動画や曲に変更することで一呼吸付く時の習慣の中身を変えるようにしました。
3:禁煙アプリをインストール
RPGのレベル上げみたいにコツコツやることが好きな自分の性格を考えてなんですが、禁煙アプリをインストールしました。
止めて何日とか止めた本数や止めたことによって浮いた金額を見るのが楽しいので、これは3年半経った現在も続けています。目に見える成果は自分が思っている以上にモチベーションに繋がりますので個人的にはかなりお勧めです。
ちなみに現在記事を書いている時点での禁煙時間と本数と金額です。
時間:1343日6時間
本数:20149本
金額:483,576円
浮いた金額で中古の軽バン位は買えそうな金額です。
これは一例ですが、アプリに限らずしっかり自分の性格を分析して、それにあったやり方を付け加えれば禁煙に成功する確率は一段と高くなると思います。
気になる方はアプリストア等で禁煙で検索すると色んなアプリが出てきます。ここでお金をかける必要は無いので、必ず無料の物で自分に合いそうなアプリを選んでください。
4:家族や大切な人へ禁煙を宣言
そして家族や大切な人への禁煙宣言です。禁煙を考えている場合はしっかりと禁煙の決意を固める為に必ずやりましょう。
禁煙失敗=家族や大切な人に対しての裏切りとなります。大切な人に決意をしっかり表明して逃げ道を完全に断ちました。
禁煙中の過ごし方
こうしてタバコを止めるための行動を取ったわけですが、個人的にはタバコを止める為にお金を払ったり人や物に頼るのがどうしても嫌だったので、「禁煙外来」へ行ったり「禁煙補助薬等の服用」などには一切手を付けませんでした。
また、お金を払って禁煙外来や禁煙補助薬を使ったからと言っても必ず禁煙出来る訳ではありません。禁煙出来る確率は上がるかもしれませんが、そういう人や物に絶大な信頼を寄せすぎて禁煙に失敗している人を周りで何人も見てきました。
あくまでそういうのは「禁煙の手助け」が目的で、最終的には自分がどれだけタバコを止めようという強い意志を持っているかの問題になると思います。
とはいっても、禁煙して数日から数週間は休憩時間や休日で時間が空いたり、周りに喫煙者の方がいるとどうしても吸いたい衝動が出てくると思います。
もし吸いたい衝動が抑えきれるか不安だったら、まず最初の一週間はタバコのことを考える時間を作らないように、休む間もない位仕事や予定を組み込んだりするといいかもしれません。風呂も外で入って、帰ってすぐ寝るだけの状態を作れれば家でもタバコのことを考える時間はかなり少なくなるはずです。
出来たらその間は喫煙者の方と会うのを控えたり、喫煙所に近付かないというのもとても大事なことです。
あと危険なのが運転中です。運転中はどうしても時間を持て余してしまい、タバコを吸いたい衝動にかられやすい時です。実際に私も禁煙してから数日は何回か運転中に口が寂しいと感じたことがありました。
もしタバコを吸いたくなったら全力で歌を歌ったりガムを噛んだりしてみましょう。特に全力で歌うことに関してはタバコを吸えないストレスを無くす意味でも私が思いつく中では最強の気分転換方法だと思います。
吸いたい衝動って本当不思議な物なので、2,3分我慢すれば勝手に消えて無くなります。ってことは1曲全力で歌っている間に衝動は消えて無くなるのです。それを繰り返していけば吸いたい衝動の頻度は徐々に減っていきます。
体にも変化が
タバコを止めたことで心や体にも変化が生まれてきました。
✅息切れの改善
✅不可解な咳や痰がかなり減った
✅睡眠の質が良くなった
✅ご飯が美味しく感じる
✅自分に使える時間が少し増えた
✅家族との時間が増えた
一つ目は「体調の改善」です。
タバコを吸っていた頃は不可解な咳や痰が多かったり、少し動いただけで息切れがしていたんですが、タバコを止めて少し経った頃から咳もかなり減り、呼吸器系の機能が格段に改善しました。風邪も以前よりひきにくくなりました。
二つ目は「生活の変化」です。
食事が以前より美味しく感じたり、睡眠の質が良くなりアラームですっきり目覚められる様になりました。
味覚や嗅覚が通常の機能に戻ってきたことや、深い眠りにつきやすくなったからだと思います。
三つめは「時間の使い方」です。
何と言ってもこれが私にとっては一番大きな変化だったかもしれません。
喫煙所を探す時間やタバコを吸う時間が無くなった分、家族との時間や自分のスキルアップに使える時間がかなり増えました。
視点を変えて考える
上で時間の使い方に少し触れましたが、その延長で今度は視点を少し変えてお金と時間を考えてみます。
今発売されているタバコの値段は大体500円前後だと思います。値段で見ると嗜好品の部類では正直安い方だと思うので、これだけ見るとお財布的にはあまり大したこと無さそうです。
今度は時間で見てみます。1日1箱吸う人で、1本吸い終わるのに約4分と計算した場合、1日80分、喫煙所を探したり、移動する時間を入れるとタバコを吸うために1日100分~120分使う計算になります。
1日1箱吸うと言っても、稼働中に1箱は吸わないと思うので、その半分の10本で考えると、タバコを止めることで1日に使える時間が約1時間増えます。
この時間を例えばフードデリバリーに使い、1時間で3件回れると考えた場合、止めたタバコ代500円も含めて1日約2000円前後の売上になります。
毎日このタバコを吸う時間を上手く集約してフードデリバリーに変えたら単純計算で月に約6万円、年間売上にすると約72万円も売上に変化が出てくることになります。
1年間喫煙してた時間をフードデリバリーに変えることで、軽貨物での売上1か月分以上の売上を手にすることが出来る計算です。こう考えると禁煙にチャレンジするのも悪く無いのではないでしょうか。
もしフードデリバリーの経験が無い方、興味がある方は簡単に業務内容や仕組みを説明してるので、合わせてこちらもお読みください。
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今改めて振り返ると、禁煙を決断した瞬間に禁煙をするための「思考」や「行動」に移せたことが禁煙成功に繋がったんじゃないかなと思います。中途半端な気持ちのまま「あと一本吸ったら止めよう」とか考えていたら恐らく未だにタバコを止められてなかったでしょう。
「決断力」や「行動力」は仕事でも必要な要素だと思うので、禁煙の経験で得たこの感覚や考え方は今後の生活でも大事にしていこうと思います。
まとめ
この記事についてまとめてみました。
・禁煙を決断したら真っ先に身の回りの喫煙具を処分する
・タバコを吸いたい衝動は2,3分で無くなる
・思い立ったら即行動する
自力で禁煙にチャレンジしても半数以上が失敗してしまうそうです。ただ環境を整えてしっかり準備をして確固たる決意で臨めば自力で禁煙してもしっかり結果が出ると思います。
もし少しでも禁煙を考えたことがあるならば、様々な案件に従事するために、そして年間売上のアップの為にも禁煙にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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